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日々雑感(2024)


2 月 29 日 故障がとまらない
オートマ修理が終わったゴルフ、また故障しました。今回はドアミラーの脱落。

自動車専用道路を走っていたところ、左の視界で何かが動くのが見えました。前から何か落ちてきてぶつかったのかと
思ったものの、前を走っているクルマはいません。左のドアミラーを見ると何か違和感があります。

専用道路を下りてから停車して確認すると、ドアミラーのボディは残っているのに、鏡の部分がそっくりなくなっています。
どうやら、接着剤で止まっていた鏡の部分が剥離した模様。落ちるときに当たったらしくドアに小さな傷までついています。
歩行者、バイク、後続車など第三者を傷つけることがなかったのは不幸中の幸いです。本来であれば、落ちた部品を
確認したいところ。でも、自動車専用道路なので、落ちた部品を探すことはできません。

こちらが問題の左側。



走る機能に問題がでないように、予防保守としてエンジン回りや足回りの部品を交換し、先日はタイヤも交換したばかり。
なのに、今度はミラーの故障です。以前のっていた 1982 年製のクルマはつくりが違っていたらしく、製造から 20 年を
経過しても天井が垂れたり、ミラーが剥離したりするようなことはありませんでした。現在のクルマは 2003 年製。
接着剤やプラスチック部品を多用しているせいか、劣化が激しいように感じます。

あと、4 年は乗りたいけど、大丈夫でしょうか。

2 月 29 日 CBX修理完了
昨年 8 月に修理に出したバイク。修理の順番が一向に回ってこず、とうとう年越しです。さすがに暖かくなる頃までには
終わらせてほしいと思い、催促しに行ったところ、まさに修理中でした。

それから 1 週間後、ようやく修理完了です。原因は、2022 年の冬の故障時と同じもの。カーボン付着によるエンジンの
圧縮漏れでした。2022 年の際はカーボンを溶かす化学処理剤を入れました。その結果、半年くらいはもったものの、
結局、エンジンがかからなくなってしまいました。今回は、エンジン・ヘッドをばらして、バルブの研磨などを行いました。

エンジンはかかるようになったものの、何だかセルの回りが弱々しいのが気になります。バッテリーが弱ってるだけなら
いいんですけど。

今年は故障しないといいなあ。

2 月 29 日 ゴルフ故障
バイクだけじゃなく、クルマも故障です。昨年、11月に高知に行った頃から少し予兆はありました。何か、オートマの
挙動が不審なのです。年明けになったら明確な症状が出始め、エンジン始動直後はアクセルを踏んでも進まないことが
ありました。

エンジン・オイル交換の際、クルマ屋さんに見てもらったら、オートマのオイルが漏れていることが判明。オイルが減った
ことから挙動がおかしくなっているとの見立てでした。

オイル漏れの箇所を特定し、オイルを入れ直すだけで済むならよいのですが、オートマ一式の交換となったらウン十万円
コースのため、乗り換え必至です。また、以前の車の常識ではオートマのオイルを交換すると故障のリスクがあるため、
極力避けるというものでした。

ところが、今回調べてみると、2003 年頃に製造した欧州車では頻繁に交換するのが当たり前のよう。知らなかったなあ。

幸い、オイル漏れの原因は O リングの劣化という軽微なもの。クルマ屋のお兄ちゃんがガッツで修理してくれて、
大事に至りませんでした。

右側のトレイの上に見えるのが問題の O リング。



ゴルフ4 は製造から 20 年が経過し、走行距離も 11 万km を超えました。あと、4 万km は乗りたいなあ。

2 月 29 日 Stop Making Sense
「日々雑感」で映画「アメリカン・ユートピア」を取り上げたのは、3 年前の 2021 年のことです。その「アメリカン・ユートピア」
のご先祖さまにあたる「Stop Making Sense」という映画が 4Kレストアされたので見に行ってきました。

この映画、トーキングヘッズとして行った 1983 年のライブを映像化したものです。私が 20 代の頃に見た、肩パッドの
入ったスーツで踊りながら歌うデイヴィッド・バーンは、このときのものでした。

「アメリカン・ユートピア」に比べると粗削りな印象を受け、洗練さでは劣っているように感じます。でも、それに反比例する
かのような強烈なエネルギーを感じました。帰ってから YouTube で「アメリカン・ユートピア」の一曲を見返したところ、
物足りなさを感じたほど。そりゃあ、当時のバーンは 30 歳くらいであるのに対し、「アメリカン・ユートピア」は 60 代
後半ですから体力が違います。当たり前といえば当たり前。

「アメリカン・ユートピア」は「Stop Making Sense」の延長線上にあることがよくわかりました。バーンに一貫性があるのか、
それとも、音楽的な変遷をした結果、一回りして元に戻ったのかどちらでしょう。

どのようなプロセスを経たかはともかく、30 年近くたっても、懐メロではなく、同じようなことを違うメンバーで
演じているバーンの一貫性は素晴らしい。

私ももう 61 歳、それだけの信念を通すものが自分にあるのか自問自答してしまいました。

2 月 29 日 松山でレコード漁り
宇和にあるジャズ喫茶に行くようになってから、ジャズ・レコードの輸入盤に興味を持っています。この時代、インターネット
で探せば、いくらでもヒットして、値段に糸目をつけなければ大抵のものは手に入ります。でも、それじゃあつまらない。
以前のように、中古レコード屋で漁ってみたいと思い、松山まで行ってきました。

テーマとは関係ないけど、松山といえば、お城と路面電車。



最初に行ったのは、老舗の A 店。それなりの品ぞろえはありますけど、お目当ての輸入盤はありません。東京と比べちゃ
いけないよなと自分に言い聞かせながら、次は、新興の B 店。HP を見ると輸入盤をメインに扱っているように見えたので、
期待度大。でも、思ったほど輸入盤がなく、残念。輸入盤があるのはヒップホップ系など違うジャンルのようです。

さらに、リサイクルショップの C 店。経験上、リサイクルショップには期待してません。思った通り、イマイチな内容。
でも、エリック・アンダーセンを\300 で売っていたので、お買い上げ。ジャズではありません。

最後は古本屋の D 店。ここはちょっと期待してました。思ったよりもレコードが少ないので、ああ、外れかあと思いながら
レコード箱を漁っていたら、カウント・ベイシーの輸入盤を発見。しかも、国内盤と変わらない値段です。早速買って帰り、
聞いてみたところ、ビンゴ。ジャズ喫茶で聞いたような音色がします。

ジャズ喫茶で聞くレコードの音がいいのは、オーディオの違いによるものだと思い込んでいました。でも違うんですね。
オーディオが違うのは当然のことながら、レコード自体も違うことが分かりました。だって、ウチのチープなオーディオで
聞いても音の差が歴然だから。まず、最初のサックスの音からして、アレ?と思うくらいミズミズしい音がするのです。

それにしても、D 店、それなりの値段で売っている輸入盤もあったのに、私が買った盤は国内盤レベルなので割安
でした。店のご主人が価値を知らないはずはありません。何ででしょう。何か考えがあるのかなあ。やぶ蛇になりそうで
怖くて聞けません。

松山に行った際の楽しみが増えました。

2 月 29 日 山口晃
先日、NHK教育テレビで画家の山口晃を見ました。いやはや、この方は面白い。絵を描く才能だけでなく、語り口は
落語家か講談師のようで、反骨精神も旺盛。おまけに絵を描いているときの引き締まった顔つきはモデルのよう。天は
二物も三物も与えるという見本です。

なかでも興味深かったのが、東京パラリンピックのポスターを引き受けた際の葛藤を描いた漫画。自分の心の動きを
文と絵でこれほどうまく描けたら楽しいだろうなあ。

「仕事の依頼には強烈な安堵感が伴う」という一文には激しく共感。高名な画家でもそうなんですね。私もフリーランスの
端くれ。面倒な仕事でも打診があると、「嫌だなあ」と思いつつほっとするのでよく分かります。

山口晃は、成田空港や地下鉄日本橋駅のパブリックアートを手がけているので、都会に住んでいたら作品を見られ
そうです。でも愛媛に住んでいたらそんなわけにはいきません。
調べてみると、2016 年に道後アート2016 というプロジェクトで道後温泉に関する作品を温泉界隈で展示していた模様。
大半の作品は撤去されてしまったものの、「ふなや」という温泉旅館にはまだ絵が残っていることが判明。

早速、行ってきましたよ。道後で「ふなや」といえば江戸時代から続く老舗中の老舗。皇室の方がお泊りになるような
旅館ですから、緊張します。でも、入口で「絵を見に来ました」と伝えたら、あっさりかつ丁重に案内してくださいました。
さすが、老舗は懐が深い。





該当の絵は「武人図」です。庭にある建物の縁側の障子紙に刷られていました。馬とオートバイを足して二で割った
ような絵を見ると、山口晃、どうやらオートバイ好きのようです。宮崎駿もそうですけど、乗り物好きの絵描きが想像上の
乗り物を描いた絵を見るのは楽しいですね。

山口晃、家に一枚欲しいなあ。