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日々雑感(2008)


日々の雑感を綴っています。最上段が最新です。
12月31日 好事魔多し



自転車に乗れるようになったので子供は公道を走りたくてたまりません。でも、まだ、
ふらつくことがあり、公道を走らせるのには少し躊躇します。小金井公園にレンタサイクル
があるので家族3人で行くことにしました。ここなら車が入ってきませんし、アパートの
敷地を走るよりも色々な景色が楽しめます。子供用の自転車を借りて自転車コースを
走ります。坂があり、林の中を3人で走るのはささやかな幸せです。

未だ帰るには早いので、そりコースを見に行きます。人口芝を敷いた坂を
プラスチック製のソリで滑るものです。以前のウチの子ならしり込みするところですが、
最近は運動神経も発達してきたので、「したい」といいはり、しまいには涙ぐむ始末。
そんなに言うならばと、一回だけやらせたのが運のつき。

コースの上から見ると、スキー場の光景と同じように坂の途中で転んだり、
止まったりしている子がいます。ぶつからないようにコースを読んで子供は1人で
滑っていきます。斜めに滑りましたが無事到着。私が坂の上から下に降りていくと
なぜか子供が大泣きしています。下で待っていたカミさんに聞いたら、上から
滑ってきた子と激突したとのこと。うちの子は逃げようとしましたが、紐が足に
絡まって逃げられず激突したのでした。

暫くすれば、泣き止むと思っていたのですが、あまりにも痛がるので、連れて帰って
近所の病院で見てもらうことにしました。あいにく土曜日の夕方なので、近所の
病院では診断できず、紹介状を書いて頂き、救急病院に連れて行きました。
レントゲンをとった結果、「鎖骨骨折」でした。
単純骨折で、骨もずれていないことから、特に処置なしで経過観察をすることに
なりました。私も小学生の頃、鎖骨骨折をしたことがありましたが、同様に特に
処置なしですごしました。骨折したのは不幸ですが、複雑骨折や脱臼でなかった
のは幸いです。

事故から数日立ちますが、服を着たり脱いだりするのに、少し不都合があるくらいで、
特に不便はありません。幼稚園も冬休みに入ったので、無茶な遊びをする場所も、
相手もいません。でもなー、「お肉をいっぱい食べないと骨がつかないの」と言って、
肉を独り占めしようとするのは良くないよ。

12月31日 風の帰る場所 - ナウシカから千尋までの軌跡

宮崎駿のインタビュー本を読みました。ロッキングオン社の本で、インタビュアーは
渋谷陽一です。「おっ」と思った人は私以上の年代ですね。渋谷陽一は今から30年
近く前にNHKのサウンド・ストリートでDJをしていた音楽評論家です。今でも、やって
いるのかと思っていたら、NHKで金曜日の23時から番組があり、相変わらずの口調で
嬉しくなりました。

その渋谷陽一がこの本のインタビュアーとは後から知りました。読んでいて大変
楽しかったです。映画の公開前後に宮崎駿のインタビューは雑誌や新聞などで、
見たことがあります。しかし、それらは、表面をなぞったものであり、宮崎駿が
言うところの「蹴飛ばしてやりたいエコな宮崎駿のイメージ」でしかありません。

インタビューは、1990年から2002年まで、数年おきに5回行っています。
渋谷陽一は宮崎駿より少し年下なので、突っかかっていくような質問もあるものの、
宮崎駿はそれに正面から答えています。若いインタビュアーが映画公開後に
聞くようなインビューでは絶対聞けないような手塚治虫批判やディズニー批判なども
痛快です。

宮崎駿が渋谷陽一のインタビューをどのように思っているか本心を知る術は
ありませんが、少なくとも宮崎駿が一般的になる前から注目して、一定期間ごとに
トレースしてきた渋谷陽一との対決?を楽しんでいる感があります。また、
この年代の人が避けて通れないマルクス主義に関わる会話ができる点も、
宮崎駿の本心を引き出しているように感じます。宮崎駿に関わる本は多数でており、
全てに目を通したわけではありませんが、宮崎本の中では秀逸に感じました。

ちなみに宮崎駿が関わる本の中で一番好きなのは、「宮崎駿の雑想ノート」です。
宮崎駿の作品を見れば、飛行機、飛行船、戦車、車などを好きなことが分かります。
それに特化した本人自筆の漫画を集めた本がこちらで、見ていてワクワクします。
子供の頃に田宮模型ニュースを見てワクワクした人なら楽しめること間違いなしです。
子供に見せると、気に入ることは間違いありませんが、本をめちゃくちゃにされるのが
心配で貧乏性の父は存在を隠しています(人間ちっちゃい)。

12月31日 Into the Wild

Into the Wild という映画を見ました。「荒野へ」という原作をもとにしたアメリカ映画です。
恵まれた環境に育った青年が大学卒業後、2年間放浪した挙句、アラスカの荒野で
自活生活をするも、とうとう不幸な結末を迎えるというストーリーです。主人公が社会
生活に背を向けた背景には両親の不和に基づく人間不信、社会不信がありました。

主人公のクリストファー・マッカンドレスがアラスカに行ったのは92年、私が初めて
アラスカに行ったのは94年です。それから97年までの間にアラスカに4回行きました。
行った動機は単純に友人が住んでいたからですが、学生時代に東北に通った頃から、
北方志向が強くなったのでアラスカは性に合いました。

当時はアラスカに関する書籍を漁って読んでいたので、「荒野へ」もすぐに読みました。
独身だったせいか、青臭い青年の無謀な話としか捉えられず、それ以上のインパクトは
ありませんでした。しかし、今回のこの映画で大分見方が変わりました。

1つには監督のショーン・ペンによるメッセージです。荒野に1人で暮らしても解決策に
ならず、人と分かち合ってこそ、幸福を感じることができるというもの。
もう1つは私が親になったことから来るものです。原作を読んだ当時はどちらかと
いえば、私は主人公に近い立場でした。しかし、今となっては、主人公より、主人公の
親御さんの方の感情が良く分かるようになりました。
劇中で主人公と関わる通りすがりの大人は皆、「親は君の居場所を知っているのか」
と確認します。私も将来、子供が放浪の挙句、音信不通になったらいたたまれない
だろうと感じます。私自身も20代はバイクで日本中をツーリングし、20代後半からは
国内旅行をするような感覚でアメリカ旅行に行っていました。幸い、事故もなく、
毎回無事に戻ることができましたが、親はさぞかし心配だったろうと思います。

劇中で、主人公は「人と分かちあってこそ幸福」ということに気づき、帰る決心をして
行動に移しますが、増水した川に阻まれて渡ることができず、帰れません。一旦、
帰る気になったのに帰れないことが分かったシーンは切なく感じました。実際には、
1/4マイルほど上流には、何かの作業用に残したトロッコの跡があり、それに
気づけば帰れただろうことを思えばなお更です。しかし、地図もコンパスも持たずに
荒野に入ったマッカンドレスには知る術もありませんでした。

この映画は不思議な映画で、不幸な最期を迎えるにも関わらず、生に関する強い
メッセージ性を感じることができました。ショーン・ペンはがさつな俳優としての認識
しかなく、好意的な印象はありませんでしたが、今回の映画で少しだけ見直しました。

映画は2時間30分近くあり、おまけにハッピーエンドではありません。従って、
万人向けではありませんが、若い頃に放浪指向があり、今や仕事に疲れ、家族を
放ってどこかに消えちゃいたいと思っているお父さんにお勧めしたい1本です。
やっぱり家族が大事と思わせてくれます。

12月31日 6歳になりました

ウチの子もとうとう6歳になりました。スイミング・スクールに通っているので、水にも
潜れるようになり、先日は自転車にも乗れるようになりました。自転車に関しては、
ペダルを外し、地面を蹴って乗ることでバランス感覚を養い、慣れてきたらペダルを
つけてこぐ練習をするという最近の方法を試しました。時間はかかりましたが、
殆ど親の手を借りずに乗れるようになりました。今は自転車に夢中で、幼稚園に
行く前の時間も惜しんで乗っています。ますますもって、幼児を脱しつつあり、
ちょっと寂しい気がします。

9月7日 変な天気

今年は変な天気です。毎年、暖冬やら酷暑やら確実に天候がかわっていることは
感じていましたが、今年はいっそうその思いを強くしました。今年は台風が未だ一回も
来ておらず、その代わり、8月の最終週から夕方になると毎日のように集中豪雨が
発生しています。これほど、東京地方で大雨・洪水注意報が発令されたのは記憶に
ありません。

家への実害は殆どないものの、旧式の愛車はどこからか水が侵入するらしく、
室内が湿っており、困っています。

台風は規模が大きいと被害も受けますが、第一次産業では、台風も何らかの機能を
果たしていると思われます(何がとは具体的に言えないのですが)。そうなると、
何ヶ月か経ってから、台風が来なかったことに起因する被害が出るのではないかと
心配です。

9月7日 老人介護

今年の猛暑にやられたのか定かではありませんが、83歳の父親が脱水症状を
起こして動けなくなりました。脱水症状から急性腎不全の疑いがあり、入院直前まで
いったものの、自宅療養でしのいでいます。父親が世話をしていた81歳の母親は、
軽い認知症のため、こちらも面倒をみなければならず、大変です。
ようやく、ヘルパーさんをお願いし、何とか、日々の生活が回るようになりつつある
ものの、いよいよ老人介護の問題に直面している実感があります。
この種の問題は疲労感が強いので、子供に抱きついて、元気をチャージしてもらって
います。(最近は嫌がるのが玉に瑕)

9月7日 夏休みも終わり

8月31日で幼稚園の夏休みはおしまいです。夏休みの終わりにつきものの宿題が
幼稚園にはあります。「おやくそく」という題で、「7じ30ふんにおきる」だの「9じ30ふん
にねる」などの、自主目標が書いてあります。かみさんがこれをチェックしていたところ、
家族が記入する評価欄「いえのひとのれんらく」に、子供の字で「たくさんはたらいた」
と書いてあるのを発見しました。子供は間違えて記入したようですが、微笑ましくて
笑ってしまいました。

9月7日 山行

子供とカミさんが帰省しているのをいいことに、お盆前後に金峰山と乾徳山に登りました。
2つとも山梨県の塩山の北側に位置する山です。

友達に乾徳山に行きたいと相談したところ、逆提案されたのが金峰山です。

塩山から細い林道を大弛峠まで上がって行き、そこから尾根沿いに歩くなんちゃって
登山です。峠自体が2000m近くあるので、2599mの金峰山まであまり高低差が
無いことがわかります。大弛峠から行くと、峠に戻るコースしか取れず、行きと
同じコースを戻らなければならないのが難点です。ここのコースは登り下りしながら、
徐々に高度を稼いでいきますが、往路の下りはすなわち復路の登りに直結する
ので、素直に喜べません。

あいにく、山頂に到着する頃は、雲が出てきて長野方面、富士山方面の見晴らしは
良くなかったものの、近くの秩父の山々はしっかり見ることができました。

高低差が無いのに加え、標高が高く涼しいので汗はあまりかかなかったものの、
5.5時間歩いたのでやはり疲れました。

久しぶりに山登りで精神が高揚したため、どうしても乾徳山にも登りたくなり、翌週、
昼から雨の予報にも関わらず強行しました。

こちらは、最後まで天気がもったものの、ずっとガスっていて、付近の山は全く
見えず、山頂からの景色も楽しめませんでした。今まで経験が無い岩場は
結構スリリングで、家族を連れて行くのはもとより、自分も高齢になると難しい予感が
します。

立て続けに2000mを超える山に登って感じたのは、何で今まで登らなかったの
だろうという疑問でした。

もともと、子供の頃から高尾山、奥多摩の山に登っていたので、山自体は好き
でした。しかし、学生時代、20代を通じて、バイクツーリングやスキーなど、
したいことは他に沢山ありました。資源(お金と時間)を割り振ると、どうしても山の
優先順位は低く、奥多摩の最高峰、雲取山に登ったのが最高位で、著名な山に
登る機会がなかったことを思い出しました。

奥多摩は近いのですが、登山道が急峻なことに加え、鬱蒼とした針葉樹林帯は
昼なお暗く、夏は蒸し、おまけに、山頂も見晴らしがあまり良くありません。
再々行きたいと思う場所ではありません。毎年、棒の峰に行く程度でした。

今年の夏の山登りで、山梨県北部は景色も良く、都心からも比較的近いため、
ねらい目であることが分りました。これから、山梨県北部の山にも登りたい
ものです。

9月7日 Google street view

Googleのstreet viewは凄いですね。「地図上で示した場所の景色が見えたら
いいのに」をそのまま実現しています。私の住所を打ち込んで検索してみたら、
集合住宅がそのまま写っており仰天しました。
未だ日本全土をカバーしているわけではないのですが、少なくとも東京は見ることが
できます。地図上の道という道を走りながら360度撮影して行けば、このような
ことができることは頭で分りますが、それを実行しちゃう行動力と資金力には
恐れ入ります。

これがどのようなことに利用されるのか未だ検討がつきません。プラスの効果も
大きいのでしょうが、その分マイナス効果も大きそうです。

・観光地には該当の建物だけは昔の風情を残しているものの、一歩離れてみると、
隣に無粋な建物があるなんてのはいくらでもあります。ポスターや写真では
それをうまく写らないアングルを工夫したり、加工していますが、これで見ると
一目で分ってしまいます。これって、観光に依存している地元の方にとって
死活問題ではないでしょうか。
次の旅行の候補地をインターネットで検索して、street viewを見たところ、
景色が悪くてがっかりということがありそうです。また、さらに進むと、street view
だけ見ていて、行った気になってしまうこともあるかも知れません。

・信用調査などにも活用されそうです。この人はどのような生活をしているのだろうと
思った時に、住所さえ分れば、その人が住んでいるのが工業地帯なのか、街中か、
閑静な住宅街か分ってしまいます。

・セキュリティ上も問題がありそうです。あまり自宅近辺を公開したくない方でも、
公道に面してさえいればstreet viewの対象になりうるためです。犯罪の下見などに
悪用されそうです。

パッと考えるだけでも、すぐにこのようなことが浮かびます。きっと日本企業も同様の
アイデアを検討した会社は多くあったのでしょうが、上記のような懸念からお蔵入りに
したのではないかと推察します。

実際、朝日新聞の投書欄にもセキュリティを不安視する投書が載っていました。
日本企業であれば、投書欄に投稿されるだけで、企業イメージダウンを恐れて、
二の足を踏んでしまいます。

いずれにせよ、利用用途、問題点が浮上するのもこれからです。

9月7日 花火

夏と言えば花火です。花火は好きですが、東京で見ようとすると人ごみが大変なので、
あまり行ってませんでした。今年は近所に見に行きました。

近くに東京競馬場があり、そこで毎年住民サービスとして30分程度、花火を
していることを聞きました。
あまり宣伝していないので、遠方から来ないものの、さすがに地元の方で
いっぱいです。でも、皆、歩きか自転車、電車で来るので、一帯が渋滞するような
ことはありません。

そんなに早く行かずとも、そこそこ打ち上げ場所から近い所で見ることができました。
あいかわらず花火の光と音には圧倒されますが、それに見入る子供の顔を見ている
のも幸せなことです。最初、大きい音に子供は嫌がっていましたが、途中から見入って
いました。

あの小さい胸に素敵な記憶が残りますように。

9月7日 崖の上のポニョ

「ポニョ、ポニョ、魚の子」のポニョを見て来ました。あのフレーズは強力で最初に
聞いた時から頭に居座ってしまい、今では子供と一緒に歌っています。

映画自体は楽しいけれど、宮崎アニメは相変わらず難しいです。今回のは、
子供向けに御伽噺を作ったとどこかで見ましたが、子供にどこまで分るか
疑問です。うちの5歳児は、大きな音が恐いと言って、
途中まで「帰る」と愚図っていました。途中から引き込まれており、聞いたら
「楽しかった」と言ってたけどホントかなあ。

最近の作品を好きな順に並べると@ハウルの動く城A千と千尋の神隠し
B崖の上のポニョCもののけ姫です。

作品や、ジブリスタジオに関わる諸々のことを見ていると、宮崎監督も峠を越えた
ような印象を受けます。今まで楽しい作品をたくさん見せて頂いているので、新作は
無理せずに作らずとも良いのではないかと感じました。

9月7日 プール通い

子供が通っているスイミングスクールは日曜日に保護者にも解放されます。
最近は日曜日に子供とプールに行き、遊んでいます。スクールに通っているとは
いえ、未だ、泳ぐレベルではなく、水中で水を恐がらずに遊べる程度なので、
パチャパチャ遊ぶくらいですが、結構な運動量になります。こうやって、プールに
一緒に行けるのも後、数年なので、楽しもうと思います。

7月21日 マイ・ブルーベリー・ナイツ

今さらではありますが、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」という映画を見てきました。
予想通り良い映画でした。

主演のノラ・ジョーンズの本職はミュージシャンです。ピアノの弾き語りをしています。
少しけだるい印象の曲が多く、好きな歌手です。主人公のノラはふられますが、
振られることもあるだろうという外観です。これが、スタイル抜群、美貌の俳優さん
だと現実感がありません。その点、ノラは適役です。

帰って調べていて驚きました。この人はラビ・シャンカールの娘でした。私の年代で
ビートルズを聞き込んだ人には必ずひっかかる名前です。ビートルズがインドに
傾倒した時代に密接に関わっていたインドのシタール奏者です。ビートルズに
(良くも悪くも)影響を与えた外部の人間はラビ・シャンカールとオノ・ヨーコしか
いないと思っています。そんなことを抜きにして、ノラ・ジョーンズはこの映画の主人公に
適役でした。

もう一人の重要な役はジュード・ロウです。有名な俳優さんらしいのですが、私の記憶に
ある「ロード・トゥー・パーティション」では、大した印象がありませんでした。ところが、
今回の役はカフェのマスターです。いかにもいそうな、無精ひげとタバコが似合う、
人の好いマスターで、人間味があふれており好きになりました。

主人公はあちらこちらからカフェのマスターに手紙をだします。私も昔、良く旅行を
している頃は空き時間に絵葉書を書いては送っていました。送るのも好きですが、
もらうのはもっと好きで、日本1周の長旅をしている友人がたまに送ってくるはがきを
読むのは楽しみでした。アラスカで知り合った世界1周中のオートバイ乗りからも、
その後、南米の最先端からハガキをもらいました。
そんなことからロード・ムービーには郷愁があります。もう、行けなくなってしまった
(と思い込んでいるので)、なお更感じるのかもしれません。

ストーリーはニューヨークから、メンフィス、ラス・ベガスへと移動します。ニューヨーク
でのストーリーは、同じくニューヨークの煙草屋を舞台にした名作「スモーク」を
思い起こさせますが、メンフィス、ラスベガスでのエピソードは片岡義男の短編小説を
思い出させました。片岡義男には、アメリカの都会、田舎の一瞬を切り取ったような
短編が多くあります。それと通じるものを感じました。私がいかにもアメリカ的な
と感じる際のベースの1つです。不思議なのは、この映画を監督したのが、
ウォン・カーウアィという香港の監督だということです。いかにもアメリカ的な印象を
受けるストーリーを非英語圏、かつアメリカ育ちではない監督が作成し、成功して
いるのは驚きです。

とはいえ、香港の監督が作成したアメリカの話を日本人の私がいかにもアメリカ的と
評しているだけで、実際にアメリカの人がどのように感じているかは興味があるところ
です。早速、インターネットでアメリカの新聞等が書いた一言映画評を見ると、あれまあ、
結構ボロクソに書かかれています。カンヌ映画際のオープニングでの上映評も監督の
失敗作とまで書いています。
やはり、非英語圏の人には良く見えても、英語圏の人には今ひとつのようです。

読んでいて少しトホホな気分になりましたが、私にとって良い映画であった
ことに変わりありません。


7月10日 カブト虫の季節


昨年の雑感を見ていたら、7月にカブト虫を捕まえていました。そろそろカブト虫を
取りに行かなければと思っていたところ、近所の農家からオス、メス一匹ずつ頂き
ました。早速、うち中(3人ですが)で観察です。あの湿った土の匂い、夜中の
ガサコソ音。夏の到来を実感します。

7月10日 いい加減同士

友人が入院したので見舞いに行きました。昔から私は予告せずに唐突に人の家に
遊びに行ったりするのが好きです。今回も予告しないで川崎方面の病院まで行きました。

手ぶらで行くのも何なので、車を病院の駐車場に停めて、近所の商店街にお土産を
物色しに行きました。

商店街をブラブラしていると、ある店の前に知っている人がいます。何と入院している
はずの友人です。「こんなところで何してんだよ。」
こっちが言いたい台詞です。「暇だから、病院抜け出して散歩してるんだ。」とは本人の弁。

予告無しに見舞いに行く私に、病院を抜け出して散歩している友人。放っておいても
ばったり会えるなんて、やっぱり友達なんだなあと妙に納得しました。

この人とは、20年ほど前、東京を別々にバイクで出発して、宮崎県の戸井岬で
落ち合う計画を実行したことがあります。その時は私の出発が数日遅れたため、
出会うことができませんでした。

どうやら魔法が利くのは関東地方だけ?のようです。

7月10日 もうひとつ映画について

映画を見た後の楽しみに公式ホームページを見る楽しみがあります。人によっては
事前に見る方もいるでしょうが、私の場合は、なるべく見ないようにしています。
白紙の状態で見たいので、テレビの宣伝も、新聞の映画評も見ないようにしています。

見終わった後から、この俳優はどういう人だろう、他にどの映画に出てたっけ、脚本家
は他に何を書いているだろう、劇中の曲名と演奏者は誰、ロケ地はどこ、と様々な
情報を確認して、映画を2倍楽しみます。

ところが、今回見た3本の映画のうち、洋画の2本については日本の公式ホーム
ページから得られる情報が不足しており、十分に楽しめませんでした。印象としては
予告編を中心とした動画が中心となっており、文章ベースの情報が減っているように
感じました。YouTubeを中心とした動画の一般化に伴い、映画ホームページも
お手軽で見栄えが良い動画中心のスタイルに様変わりしたようです。

しかし、試しにアメリカの公式ホームページを覗いたところ、従来通り詳細な情報が
載っていることが分かりました。こうなると、日本の配給会社の手抜きではないでしょうか。

7月10日 映画3題

最近見た映画を紹介します。まず、三谷幸喜監督の「ザ・マジック・アワー」。前作の
「ザ・有頂天ホテル」は劇中のエピソードに楽しめない箇所がありました。今回は
そんなことも無く、前編楽しむことができました。とはいえ、膨大にかかったらしい
制作費を回収するためでしょうか、公開直前に主演の佐藤浩一と三谷監督がテレビに
出ずっぱりで宣伝していたことと、三谷監督が映画の文法をマスターするにつれ、
普通の映画になってきている点が気になりました。

同監督の「ラジオの時間」は、それこそ涙が出るほど笑いころげ、映画終了時には
映画館で拍手が起きるほどの傑作でした。あれはきっと映画界からすれば非常識な
方法だったのかもしれませんが、それが効を奏して今までにない映画になったものと
想像します。ところが、監督が映画の文法をマスターした結果、面白さが小粒になった
ように感じました。ということで評価は☆3つです。とはいえ、カミさんは「面白い!」と
断言しているので、私の評価は辛いかもしれません。

次は「インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」です。まさかインディ・ジョーンズが
再度見られるとは思っていなかったので嬉しいことこの上ありません。テーマソングを聞く
だけでわくわくします。厳密に言うと前作との整合性が合っていないらしいのですが、
前作を見たのが1989年ですから、内容も忘れているため、気になりませんでした。
内容の荒唐無稽さ、SFチックな箇所が増えた点も気にならず最後まで楽しめました。
映画会社と監督との当初の契約では後一本撮らなければならないそうですが、主演の
ハリソン・フォードが60歳を超えていることから実現性は疑問です。今回も安心して
楽しむことができたので評価は☆3つです。
インディ・ジョーンズも第一作目の「レイダース/失われたアーク」が一番「血湧き肉踊った」
というのが感想です。

最後は「奇跡のシンフォニー」です。今回はこれを勧めたくて書いているようなものです。

この映画はもともと見る予定にはありませんでしたが、上の2本を見に行った際に
予告編を見て気になっていました。出演している俳優で知っているのは1人しかいません。
内容は音楽+子供です。予告編からお涙頂戴の内容ではないかと想像しましたが、
それだけではありませんでした。

全編を通して音楽の悦び、楽しみが溢れています。私が好きなアコースティックギター
に関しても、ネックの部分を打楽器のように叩いてひく不思議な奏法を見られて楽し
かったです。ネックを押さえる指でもピッキングするスタンリー・ジョーダンや、日本の
押尾コータローなどが行っている奏法も似たような音がしますが、映画の奏法は
私が知っているものとは異なり、興味を惹かれました。劇中の登場人物がアイルランド
に関わっていたり、劇中音楽もアイルランドの歌手のものだったので、ギターも
アイリッシュ系のギタリストかと想像して探しましたが、タイトルバックからは読み
取れませんでした。

ストーリーを後から考えると「映画だから…」というストーリー展開が無いわけではあり
ませんが、それを差し引いても、音楽の悦び、家族の有難さ、など映画を見終わった後
にも感動の余韻が続きました。久しぶりに映画の神様と音楽の神様が一緒に降臨した
印象です。音楽がきっと話題になることは無い映画ですが、お勧めです。

「帰ったら、子供を抱きしめよう」と意気込んで帰ったところ、「父ちゃん、暑いよ」ですって。

7月10日 CTスキャン

CTスキャンを受けました。以前から肩こり性頭痛に悩まされており、近所の接骨医院
に見てもらおうと行ったところ、まずCTスキャンを受けてきて欲しいと言われました。
どうやら、接骨の先生は、問診表の内容にリスクを感じたらしく、万が一があっては
まずいことから、脳神経に異常がないか確認してから施術をしたいようなのです。

まずはそれをクリアしなくてはならないのと、友人から一回位はCTスキャンをとった方が
良いと勧められていたこともあり、総合病院に受けに行きました。

結局、一回目は脳神経科での問診とCTスキャンの予約だけで終わってしまい、実際の
スキャンは二回目です。

スキャン室の入り口に「検査中は機械から大きい音がでるが故障ではないので安心
するように」という注意書きが記してあり、否が応でも緊張感が高まります。
とはいえ、服を着替えて装置に横たわるまでは普通でした。ここからベッドに横たわると、
それが円形の装置の中に入っていきます。直前に技師の方から「閉所恐怖症では
ありませんか」と聞かれた途端、急に緊張しました。閉所恐怖症ではないのですが、
圧迫感がある狭いところに30分も入れられることを意識した途端、不安になりました。

検査が始まると予告通り、無気味な音がします。通常の機械ものは騒音にしても
ある一定のリズムがあるものですが、これに関しては磁力を使っているせいか、
一定のリズムというわけではなく、ひたすら不安感を煽るような音が続きます。

計った分けではありませんが、心拍数が上がったように感じました。毎度のことながら、
この手の検査で思うのは、検査だけで調子が悪くなりそうなことです。歳をとって体力も
気力も弱っている時にこの検査を受けたら、それだけで弱ってしまうでしょう。

そのうち、状態に慣れてきたこともあり、眠くなってきました。脳波を調べているわけでは
ないので、影響ないはずですが、グースカ寝てたことが分かるとカッコ悪いので、
熟睡しないよう半覚醒状態のまま過ごしました。

眠くなっちゃうような人はきっと問題ないんだろうなと思っていた通り、結果は問題無し
でした。結局、結果を聞くのも別な日だったので、計3回総合病院に行きました。

結果が分かったら、何だか気が抜けて接骨には未だかかってません。
何のために行ったんでしたっけ。

5月5日 覗き魔



これは、ウチの子がよそのお宅の庭を覗いているところです。見りゃ、分かりますね。
野川沿いを家族3人で散歩していたところ、庭で模型のSLを走らせているお宅がありました。
模型とはいえ、石炭(?)を燃やして、人を乗せて走ることができる本格的なものです。

操作しているのは平均年齢50代以降の大きな子供達ですが、本当の子供が見逃す
はずもなく、散歩中に通りがかった際、早速くいついたのがこの光景です。

大人になると遠慮があるので、ここまで露骨には覗けません。この年頃の子は、欲求に
忠実なため、熱心に覗いています。つま先と顔の入り具合から、真剣さが分かります。
ここまで自分の欲望に素直になれるのは羨ましい気がします。

でも、今はいいけど、大きくなったら、覗くのはやめようね。

4月27日 名曲喫茶

先日、国分寺の名曲喫茶「でんえん」に行ってきました。昭和の香りと、予想外の
コーヒーの味を堪能しました。

以前、国分寺の街をブラブラしていたら路地に「でんえん」を見つけました。その時は
子供が一緒だったので入れず、以来、ずっと気になっていました。
今回、店の前まで行ったものの、中の様子が窺えず、入ろうか店の前を行き来しながら
迷っていました。店を反対側から見たところ、蔵を改造した作りであることが分かり、
迷いがふっきれました。蔵を改造した喫茶と言えば、ジャズ喫茶の「ベーシー」です。
「ベーシー」と一緒ということであれば、俄然、期待が高まります。

扉を開けて入ると、かつて行ったことがある名曲喫茶、渋谷「らいおん」、中野「クラシック」、
高田馬場「らんぶる」などと共通した印象です。どこも、同じように暗く、ビニール張りの
椅子、板張りの床の油のにおいがします。
蔵が比較的小さいことと、店内が2つに分かれているため、音がどうこういう印象では
ありません。しかし、何やら雰囲気が懐かしく好ましい印象です。お店にも人間と同様、
青年期、中年期、壮年期があります。後からインターネットで検索したら、ご主人は亡く
なっており、奥様が一人でやっていらっしゃるようなので、こちらのお店は壮年期のようです。

意外だったのはコーヒーです。全く期待していなかったのですが、京都のイノダコーヒーを
思い出させる味で、あまりお目にかからない味です。これが¥450で飲めるのは嬉しい
限りです。

名曲喫茶、ジャズ喫茶はどこも高齢の方がお店を切り盛りしているため、後数年もすれば
激減するだろうと思います。今のうちに、ちょくちょく行きたいお店です。

4月21日 国本武春

先日、三鷹に国本武春の浪曲公演を見に行ってきました。以前から気になっていた人
なので楽しみにしていました。面白いことには間違いないと信じていましたが、正直言うと、
どのような内容かは知らずに行きました。

それが良かったのでしょうか、予想通りかそれ以上に楽しむことができました。
お客さんの平均年齢は50歳を超えようかという印象です。40代の私達は青い青い。
せっかく託児所も準備してあると言うのに、利用したのはうちの子1人だけです。
決して、お年寄り向けという内容ではないのですが、やはり浪曲というジャンルと
小さい子を連れたお客さんはミスマッチだったかもしれません。

浪曲というとテーブルを前に、扇子を叩きながら唸るというイメージですが、三味線の
弾き語りと思って頂ければ近いでしょう。国本さんは着物をきて正調の浪曲もおできに
なるのですが、単独公演は、Gパン姿のオリジナリティあふれる弾き語りです。もともとは
ブルーグラスがお好きだったので、浪曲に用いる三味線を活用できないかというのが
契機だったようです(想像)。
ただ好きなだけではなく、数年前にはアメリカに留学し、その際には本場のブルーグラス
バンドと一緒に公演もしているので、ブルーグラスの経歴も一流です。

特に楽しかったのは掛け声教室です。歌舞伎に掛け声があることは知っていましたが、
浪曲にもあるとは知りませんでした。その掛け声を懇切丁寧に大笑いさせながら一通り
指導して下さいました。掛け声はこんな内容です。

@まってました
Aたっぷり
B名調子
C大統領
D役ぴったり
Eこまかい
Fなんだ
Gしびれる
Hあがった
I色っぽい
J泣かせる
Kうまいぞ
Lどうする
M大当たり

うちでは早速、家の中でも使っています。託児所のモニターで舞台を見ていた子供まで
「たっぷり」なんて言葉を覚えてしまったので、うち中、掛け声だらけでうるさいこと。
ギスギスしがちな日常生活でもうまく使うと、少しは楽しくなるかもしれません。
(会社でも給与明細を頂く時に「まってました」なんて言うと、上司はうれしいかも)

それにしても百人以上のお客さんの意識を1人で2時間も意のままに操る技の力、
伝統芸は素晴らしいと、あらためて感じました。あの話芸の百分の一でも良いから
真似できないかと思ったものの、無理でしょう。
国本さんは入門してから25年以上の経験があり、もっと若い時はとんがっていた時も
あったようです。様々な経験、試行錯誤を通して今に至っているわけで、そこに至る
までの道のりを考えると気が遠くなりそうです。芸を楽しませてもらうのがせいぜいです。

もし、国本武春の公演を見る機会があったら是非、是非お奨めします。それも楽しさを
共有できる家族、友人、同僚と行くときっと日常生活も楽しくなりますよ。

そういえば、国本さんもバイクに乗るようなので、ますます親近感が湧きました。

3月12日 バレンタイン・デー

2月14日はいわずと知れたバレンタイン・デーです。残念ながら、私はもうチョコレートを
気にする歳ではありません。うちの子供はというと、カミさんが幼稚園に迎えに行った
ところ、手に見慣れない袋をもって、ニヤけた顔で待っていたそうです。

以前、父兄参観の際に聞きだした意中の女の子からお菓子をもらったのです。羨ましい。
その後も、その子のうちに遊びに行くなど、うちの子はわが世の春を謳歌しています。
いいなあ。

さて、もうすぐ3月14日です。明日はカミさんと子供でお返しのバナナケーキを作るそうです。
気にいってもらえるといいね。

3月12日 イギリス人の笑いの感覚

ウッディ・アレンやスティーブ・マーチンなど、アメリカのコメディー映画で好きなものは
ありますが、アメリカで人気があるテレビ番組「サタデーナイトライブ」を見ると、笑いの
センスが日本人と違うなあと違和感を感じていました。

ところが、以前、たまたまケーブルテレビで見た「こちらホゲホゲ法律事務所」(原題は
「Is it regal」なので、すごいネーミング)という、イギリスのテレビ番組を見たところ、
日本人の笑いの感覚と似ているのではないかと感じていました。そんなことから、イギリスの
笑いには興味があったのですが、先日、新聞である人がインタビューに答えて、イギリスの
テレビ番組「オフィス」(原題は「The office」が面白いと話しているのを読みました。

ケーブルテレビを調べてみると、LALA TVで放映があったので早速見たところ、
やはり面白いものでした。ある会社の事務所が舞台で、本人は仕事ができて部下から
慕われていると思い込んでいる、無能なセクハラ親父が主人公です。この親父の
ずれっぷりが素晴らしく、しかも下ネタの際どさが半端ではありません。とてもBBCが
作成したとは信じられないほどの過激さです。もっとも、最近読んだイギリスのミステリー、
フロスト警部シリーズ(これも面白い)の主人公フロスト警部も、凄まじい下ネタを披露して
くれているので、イギリス人は高尚で気取っているというのは、私の偏見だったようです。

機会があれば見ることをお薦めします。ツタヤにいけばDVDがあるようです。

1月6日 高校サッカー

昨日は高校サッカーの応援をしに千葉の市原市まで高校の友人と行ってきました。
高校サッカーに興味を持ったことは今まで一度もないのですが、今回は母校の
都立三鷹高校が全国大会に出たのみならず、3回戦まで勝ち抜くという快挙(暴挙?)
を成し遂げたためです。

さすがに千葉の市原は遠いので、行こうかどうしようか迷っていたのですが、
母校のサッカーの応援をできる機会は、この機を逃すと二度とないだろうと友人と
意見が一致したため、一緒に行くことにしました。分っていても市原は遠いです。
おまけに駅から競技場まで遠いときています。J1のジェフユナイテッドの試合を
やらなくなった理由が良く分りました。

それはさておき試合です。今回の対戦は静岡の藤枝東です。サッカーに疎い私でも
耳にしたことがあります。強そう。藤枝東の選手は個人技に優れ、トラップなどの
基本技術が確かです。それに引き換え三鷹は荒削りです。トラップミスでボールを
もっていかれ、中盤で球をキープすることができず、前半の80%は自陣に釘付け
でした。

結局、前半、後半に1点ずつ入れられ2−0で負けてしまいました。負けたものの、
母校の選手がひたむきにボールを追う姿を見ることができたのは収穫でした。個の
力で劣る選手達がひたすら愚直にボールを追うのは、理屈抜きでカッコ良いと
思いました。
今回、4回戦で負けたものの、サッカー部の選手には最高の経験だったと思います。
監督、選手達と同様に私達も良い夢を見せてもらいました。

それにしても今の高校ではサッカー部に140人も部員がいるのですね。単純に
計算すると3学年のうち、1学年の男子全員がサッカー部員になる計算です。
私が所属していたハンドボール部を始めとする他のクラブが未だあるのか不安に
なってしまいました。
1月6日 クリスマス

昨年の話になってしまいますが、クリスマスはいかがでしたか。ウチの子は未だ5歳
です。サンタさんを信じているため、しばらく前から寝る前にお祈りをするようになりました。
何のお祈りかたずねると、「サンタさんに欲しいものをお願いしているの。」お願いの内容が、
聞くたびにデンガッシャーから、デンオウベルト、ケータロスところころ変わるため、
サンタさん役も何を準備してよいやら分らずオロオロするばかりです。

何とか、欲しい物も決まり、購入し、後は25日を待つばかりです。24日の夜はNHKで
フィンランドのサンタクロース村から生中継でサンタさんの出発式を映していました。
これを見た子供は大慌て。最近、世界地図を見るようになり、何となくフィンランドが
遠いことは知っています。「サンタさん、間に合うかなあ。」不安なまま、寝たのでした。

翌朝、起きたら、部屋にはプレゼントが。喜ぶこと、喜ぶこと。サンタ父さん、母さんは
幸せな気持ちになりました。暫くサンタさんを信じてくれてるといいなあ。