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日々雑感(2007)

日々の雑感を綴っています。最上段が最新です。
9月21日 もてぎ2

もてぎに行く際のもうひとつの楽しみはやなです。やなとは川をせき止めて行う漁の
ことで、関東では那珂川、鬼怒川流域くらいでしか行っていません。

私は子供の頃、岐阜県に住んでいたことがあります。岐阜と言えば鵜飼というように
鮎を食する文化があり、やなも盛んです。子供の頃にやなでおいしい鮎を刷り込まれて
しまっているので、関東でもやながないかと探しているうちに、もてぎの近くで大瀬の
観光やなを見つけました。カミさんは港町の出身のため、魚は海のものと決めてかかって
おり、川魚を食べる嗜好はありませんでした。ところが、岐阜まで連れて行っておいしい
鮎を食べさせて以来、鮎に目が無くなりました。
こうしてK島家ではツインリンクで遊んで、鮎を食べて帰るというパターンができたの
でした。

今回はウチの子のやなデビューです。始めはへっぴり腰でやなの上を歩いていたウチ
の子も、足を水に浸すと気持良いことが分り、慣れるに従い徐々に行動が大胆になって
いきます。調子に乗っているとそのうち転ぶぞーと思っていたら案の定、足を滑らせ
全身ずぶ濡れです。

泣くかなーと思ってましたが、自分のミスで濡れたことを自覚しているので、照れ笑いを
しただけで泣きませんでした。

やなでの水遊びは堪能したのですが、肝腎な鮎の方にはあまり興味を示さなかったのは
誤算でした。まだ、先は永いので、徐々に鮎を刷り込んで行こうと思っています。

何はともあれ、もてぎで夏を満喫しました。


水遊びは楽しいね。


あわわわ、転んだあ。
8月29日 もてぎ1

久しぶりに栃木県の茂木町に行ってきました。ホンダのツインリンクもてぎという
サーキットがあるところです。
子供が生まれるまではたまにレースを見に行ったり、ホンダ歴代のレーシングカー
が展示してあるコレクションホールを見に行ったりしていました。
子供が生まれてからは行く機会がありませんでしたが、子供も4歳になり、もう
大丈夫かと思い、連れて行くことにしました。

当日は猛暑の盛りで35度まで上がった日です。こんな日に旧車で高速道路を走る
のはビクビクものです。クーラーの効きこそいまひとつだったものの、結論からすると
無事走りきりました。(これだけで一章終わってしまうので炎天下のドライブについて
は別に書きます)

久しぶりのツインリンクもてぎでは、子供向けのアトラクションが目につきました。
中でもファンファンラボという館では、電動ゴーカートの組み立てと試乗をさせてくれる
アトラクションがあり、子供がとびつきました。ゴーカートの組み立てとはいえ、そこは
子供向けです。サスペンションの取り付け、タイヤの取り付けをするだけです。それでも
子供達には人気で、男の子だけでなく、女の子もしていました。
少し話がそれますが、最近は体験型のアトラクションが人気があるようです。その代表が
豊洲にあるキッザニアで、うちの子も行った翌日は朝から私を起こしていかに楽しかった
かを話して聞かせてくれました。今回も早速、ホンダが子供の心をガッチリ握ったのでした。

かかる時間はサスペンションの取り付けとタイヤの取り付けで20分、試乗が5分、サス
ペンションとタイヤの取り外しで10分というところです。子供はネジを回したり、部品を
とりつけたりするのが楽しいらしく真剣な面持ちです。
幸い、私もこの手のことは慣れているので、子供に適切な指示をすることができます。
(ちょっとだけ自慢)




大人向けの乗り物には一切乗ることができませんでしたが、子供と一緒に楽しむこと
ができました。子供がこれをきっかけに機械いじりを楽しいと思ってくれるといいなと
思いました。
8月13日 カブト虫3

うちには既にカブト虫が1匹いるものの、何となくカブト虫探しモードになっちゃっている
ので、あいかわらず通勤の際には林の横でキョロキョロしています。
見てると毎晩のように道路を横断しようとしたカブトムシが1、2匹クルマにひかれて
いるので、まだまだいそうです。


ある晩のこと、おとっつあんを捕まえたのと同じ場所にオスのカブトムシがいるのを
見つけました。ただ、残念なことにこのカブトムシは結構ひどい怪我をしており、
捕まえる気になりません。このまま道路の上にいるとクルマに轢かれてペシャンコに
なるので、林の中に置いてやります。


家に帰っても、先ほどのカブトムシが気になったので、見に行こうとドアをあけたところ、
小型のオスのカブトムシがひっくり返ってジタバタしていました。


何のことはなく、林までいかずにカブトムシをもう一匹ゲットです。

このオスは体が小さいので、おかっつあんとのエサ争いをしていけるか不安ですが、
これでオス、メス2頭体制になりました。



7月24日 カブト虫2

「おとっつあん」が死んでしまい、子供が「生きたカブト虫が欲しい」と泣くので、
またカブト虫探しです。

日曜の5時前に起きて、近所の林に探しに行きます。子供のためと言いながら、
自分が虫に癒されていたことに気付いたので、ちょっと真剣です。

何と言う事でしょう。探して3分もたたないうちに柱にへばりついている
カブト虫のメスを発見しました。捕まえて、小躍りしながら持って帰ります。
もう、一日分の仕事を終えたような感覚です。

今度はメスなので「おかっつあん」と名づけました。起きてきたカミさん、
子供も新しいカブト虫の登場を素直に喜んでいます。

「おかっつあん」は「おとっつあん」とは違い、夜中も殆ど動きません。
おまけにエサの昆虫ゼリーにへばりついて離れようとしません。
カミさんは運動不足気味の自分の姿を見ているようで嫌だと言っています。
こんなときは、心の中で思っても、その通りなんてことを言ってはいけません。

カブト虫の寿命は1、2ヶ月なので、いずれ「おかっつあん」の死も
避けられませんが、少しでも長生きして家族を楽しませてくれればと
思います。


7月24日 カブト虫1

どういうわけか幼稚園の子供達にはカブト虫が大人気です。ウチの近所の
お兄ちゃん達がカブト虫を飼っているのを見て、うちの子はうらやましそうです。
「カブト虫、飼いたいの?」と聞くと「ウン」とうなずきます。

その日以来、カブト虫探しが始まりました。

幸い住んでいる街は樹木が多く、かつて通勤途中でクワガタを見たことも
あるので、何となくいるんだろうなあという予感はありました。

ウチから2分のところにも鬱蒼とした林があり、毎日通勤時に横を通るので、
朝夕の通勤の際はカブト虫を探すようになりました。
探し出して1週間後、深夜に疲れ果ててトボトボ帰っていると、なんということでしょう。
街灯の下をノンキに路上を横切っているカブト虫のオスがいるじゃありませんか。
早速、捕獲しました。暴れましたが、何とか家に持ち帰り、虫かごに入れます。
ここ、最近にない達成感と喜びを感じました。

翌朝から、このカブト虫は「おとっつあん」と名づけられ、家族の人気者になりました。

子供もカミさんも、何かあると「おとっつあんの様子を見てくる」とか、「おとっつあん
の元気が無い」とか心配しています。本当のお父さん(私のこと)より、「おとっつあん」に
気を遣っているのは釈然としませんが、人気があるのは良いことです。

カブト虫は夜行性で昼は土に潜って眠り、夜は活発に動くことが分りました。
特に夜明け前は活発で睡眠には自信のあるカミさんが「うるさくて眠れない」と
いうほどカサコソ動いているのでした。

カブト虫一匹ですが、家の中が変った気がします。

ところが、カミさん、子供が親切心から土の入れ替えを行ったところ、それがあだと
なったのか「おとっつあん」は翌日に死んでしまいました。

わずか1週間でしたが、家族の中心となったカブト虫がいなくなったので、
家族3人ガッカリしています。



5月20日 放置のつけ

ゴールデンウィーク中にバイクに乗ろうと思ったものの、バッテリーがあがっており
乗れませんでした。バッテリーを充電してみたものの、セルを回せるほどには復活しません。
完全に放電したのが原因か購入後2年たっているのが原因かは分りませんでした。

日々雑感を読み返すと昨年も似たようなことをしています。2月、3月は毎年忙しいことから、
どうしても乗る機会がとれないのが原因です。当然、寒いこともあります。(軟弱!)

バッテリーを店に注文して、エンジンはかかるようになりました。

その他にも、セルスイッチのボタンが根元からもげるという不具合と、フロントのブレーキ
を引き摺るという不具合があります。下が地面の駐車場に置いているため、どうしても
湿気などから傷みが早いのは避けられません。

他のバイクへの買い替えも考えなくはありません。80年代の水平対向のBMW R65、
R80です。いつか必ず欲しいバイクです(結局、クルマもバイクも80年代製が好き)。
しがしながら次のような理由から二の足を踏んでしまいます。

@欲しいバイクはなかなか市場に出てこないこと。
  → HPを見ていてもなかなかこれはというものに当たりません。
Aそれなりの購入費用、維持費がかかること。
  → 我が家はこれから子供の教育費がかかります。
B折角購入しても、今のバイク同様、状態を悪くしてしまう可能性が高いこと。
  → あまり乗れないので、BMWが草むらの中で腐っていきそうです。

BMW以外のもっと新し目の国産バイクを探してみても、現在、乗っているXJ750E
のような小ぶりでシャフトドライブのバイクは見当たりません。

クルマの修理にはお金をかけてきましたが、バイクの修理は必要最低限のことしか
してきませんでした。その反省を込めて、今日、近所のヤマハの専門店に修理を
お願いしました。

「XJは珍しいですね。」
「ええ、そうですね。」
「古いのは部品が無いんですよね。ブレーキホースも、もう部品が無いので作るしか
ありません。」
「はあ…」

車検時にあまり整備してこなかったつけが回ってきたようです。XJもクルマのように
お金がかかりそうです。クルマと違って、バイクは私しか乗らないのでカミさんに何て
説明しましょう。

5月20日 子供の適応力

先日、子供を託児所の一時預かりに預けて映画を見に行きました。その時に感じたこと
です。

今回、利用した一時預かりは初めて利用する託児所です。マンションの一室を利用した
託児所で、予想されたことですが、狭苦しい印象です。

子供には事前に「今日の午後はお預かりしてもらうから我慢してね。」と伝えてありました。
とはいえ、実際に託児所に行って見ると困惑した顔をしています。

「夕方に迎えに来るから、それまでお友達と仲良くするんだよ」と言うと、うつむいて
「ウン」といいます。
ここで「嫌だー」なんて泣かれると大変です。しかし、うちの子は比較的、理性で判断して、
自分に求められた行動をとろうとすることが多いように見えます。
親としては楽なのですが、無理して親の期待に応えなくともいいのになあ、なんて勝手な
ことも思ってしまいます。

映画は楽しむことができたものの、たまに子供のことが気になるため、100%集中と
いうわけにはいきませんでした。

映画が終わるとそそくさと子供を迎えに行きます。「●●ちゃんはここにはいません」
と言われたときは東南アジアにでも売り飛ばされたかと思いましたが、(そんなはず
あるわきゃない)、聞けば、近所の公園に皆で遊びに行ったとのこと。
すぐにうちの子が帰って来る声が聞こえてきました。

「楽しかった?」
「うん、楽しかった。お友達もできた。」
「また、来たい?」
「うん、また来たい。」(ガクッ)

親の心配をよそに、子供はすぐに環境に適応してお友達と楽しく遊んでいたのでした。

帰るときはベランダから他の子が「●●ちゃん、バイバーイ」と叫ぶと、うちの子も負けずと
「バイバーイ」と叫び返し、名残惜しい別れとなったのでした。


5月20日 この能天気さは…

我が家では休日の午前中にその日の天候、家族の健康状態を見ながら、その日の予定
を決めるのが常です。私が「案1 富士山方面にドライブする。 案2 府中の森公園に
遊びに行く。 案3 立川に映画を見に行く」などと選択肢を提示し、カミさんがそれを
選択します。結構、突拍子もない提案をすることから能天気と評されています。

最近では子供がこれを真似るようになり、私が提案すると、「○○君はネ、案1 動物園に行く。
案2 オウチでしまちゃんのビデオを見る。 案3 トーマスランドに行く。」と、自分のしたい
ことを提案するようになりました。結構、能天気な提案です。ウーン、誰に似たんだろう。
5月14日 レンタカー

連休中の旅行先で借りたレンタカーはホンダのFITでした。新しいクルマに乗れる機会は
レンタカーくらいしかないので、結構、楽しみだったりします。



たまに借りるレンタカーはマーチ、コルト、ビッツなどでホンダのクルマは久しぶり
です。排気量は多分1300CCですが、良く走りました。盛岡から早坂高原への道は長い
上りがあります。上り坂で、どこからアクセルを踏んでも加速していくのは技術の進歩とは
いえ驚くばかりです。

ファミリーカーといいながらホンダDNAは健在でその気になれば早く走ることができます。
ブレーキは効きが良いというのか、カックンブレーキというのか、しっかり踏まないと効かない
ウチのクルマの癖がついている身にはブレーキペダルの踏み方が難しく、調子にのって走って
いたらカミさんを酔わせてしまい、結局、運転を変わる羽目になりました。

岩手のようにアップダウンがある道を1300CCでストレスなく加速減速できるのであれば、
大きいクルマはいらないなあと感じました。おまけにレンタカーを借りる度に思うのですが、
燃費がすこぶる良い点も最近のクルマの美点です。盛岡から田野畑村まで往復して250K
くらいです。いつも¥2000円を少し超える位しかガソリン代がかかりません。大きい声では
言えませんが、ウチのクルマはすぐにガソリンが無くなる様に感じます。あらためて最近の
クルマの優秀さを感じました。

5月13日 ゴールデンウィーク

今年のゴールデンウィークは前半に旅行に行き、後半は親戚が泊まりに来ました。

旅行先は岩手県の牧場です。3年前のゴールデンウィークに行ったのと同じ牧場です。
3年前は東京からクルマで行ったのですが、最後は子供がクルマに乗るのを嫌がった
記憶があることから、今年は新幹線+レンタカーで行くことにしました。新幹線に
乗りたがっている子供の希望を叶えることにもなりますからね。

初めての新幹線でしたが、残念なことに席が3列の通路側2席だったため、景色を見る
ことはできませんでした。そんなわけで、初新幹線といえども子供の喜び度合いは
今ひとつでした。残念。


さすがにゴールデンウィークのため、盛岡までの新幹線は混んでいますが、クルマで
盛岡を離れれば後は牧場まで3時間弱の快適なドライブです。

牧場では地元のおいしいものを頂いたり、放牧地を散歩したり、着いた日に生まれた
子牛を見たり、牧場の父さんとお話したり、ノンビリさせて頂きました。

子供はと言えば、牛、犬、猫、鶏を見たり触ったりしました。3年前は牛に触ることなど
想像もできませんでしたが、今回は乳搾りに挑戦したり、初めてシイタケ採りもしました。





こちらの牧場はお子さんがたくさんおり、皆、小さい子の相手に慣れていることから、
うちの子供の相手を良くしてくれるので、有難い限りです。
また、こちらの牧場では「訪れた人が笑顔で帰ることができる」ことをモットーとして
いますが、楽しかった思い出を胸に私達も笑顔で帰ることができました。(子供は未だ
帰りたくないと涙目になってましたけど…)
3月25日 今宵、フィッツジェラルド劇場で

今宵、フィッツジェラルド劇場で」という映画を見てきました。ロバート・アルトマン監督の
遺作です。というと監督のファンのように聞こえますが、ロバート・アルトマン監督には
特に思い入れはありません。映画自体は楽しむことができたものの、他人にお奨めするか
というと?です。しかし、私にとっては楽しい音楽映画でした。

私は10代の前半から日本のフォークソングが好きで、10代の後半にフォークの
歴史を遡っていくうちにアメリカのフォークソングに辿り着き、そこからフォークソングの
歴史を遡っていって、20代の後半にとうとうアイリッシュまで行き着いたクチです。
うちには日本のフォークから、アメリカのフォーク、アイリッシュのLP、CDが
数多くあり、ライブにも少なからず行っています。

この映画はアメリカの中西部の街で行われているラジオの公開放送を舞台にしたもの
です。予告編を見た時点で、私の好きな音楽や楽器がでてきたので、見たいと思って
いました。見に行ったところ、ストーリーもさることながら劇中の音楽シーン、歌が
素晴らしく、それだけで見に行った甲斐がありました。

カントリー音楽の聖地、テネシー州ナッシュビルで行われていたカントリーの「グランド・
オウル・オプリー」という番組を題材にしたものと想像していたのですが、帰ってインター
ネットで調べたところ、映画の原題である「プレーリー・ホーム・コンパニオン」というラジオ
番組が実際に存在し、映画にも出演しているギャリソン・キーラーという人が実際に司会を
しているということが分りました。
ミネソタ州セントポールという街で30年も続いている番組であることと、2時間近い番組を
キーラー一人で構成、司会をしていることに驚きました。

AFN(American Forces Network)で日曜の16時からしていることが分ったので、
今は「プレーリー・ホーム・コンパニオン」を聞きながらこれを書いています。AFNというと
ピンときませんが、1997年まではFEN(Far East Network)という名称でした。
AFNは米軍向けの放送で、東京都福生市の横田基地に放送局があります。
AMの810MHzです。私が中高生の頃はながら勉強をしながら聞いていました。
当時は洋楽をながしている局が少なかったので、洋楽好きの中学生は当たり前の
ようにFENを聞いていました。ジョン・レノンが撃たれたのを知ったのも受験勉強中に
FENを聞いている時でした。
「プレーリー・ホーム・コンパニオン」は30年間続いているというので、私が中学生の
頃から続いていることになります。さっきからラジオを聞いていると、何となく聞き覚えが
あるような気がしてきました。

映画も楽しかったのですが、こうやってラジオを聞いていると、自分の音楽史を振り返る
ことができて楽しいものです。いかに自分がアメリカの音楽に影響を受けてきたか
あらためて分りました。

20代後半から30代前半にかけてアメリカには毎年旅行に行っていましたが、音楽を
テーマにした旅行はしていませんでした。子供が大きくなって一緒に海外旅行に
行けるようになったら、是非ミネソタ州セントポールに行って「ホーム・プレーリー・
コンパニオン」を生で聞きたいものです。(子供は嫌がるでしょうけど)

3月14日 怪獣のバラード


日曜日に近所の小学校にコーラスを聞きに行って来ました。この小学校は
コーラスが熱心で小学生の発表に加え、地域の雄志による発表会があり、
カミさんが参加したためです。
ウチの子は未だ幼稚園で小学校は関係ないのですが、カミさんの発表会
なので親子3人で行きました。

カミさんのコーラスも良かったのですが、私には小学生が歌った「怪獣の
バラード」が一番印象に残りました。私が中学生の頃にも歌った曲だからです。

記憶に間違いが無ければ、この曲はNHKの「ステージ101」という
音楽番組で発生したものです。私が小学生の頃なので、昭和40年代後半という
ところでしょうか。

この番組の音楽監督をしていた東海林修という作曲者の方が指揮をしている
姿を見た記憶があります。
小学生ながらも楽しい曲だと印象が残り、他の曲とあわせて、ステージ101
の思い出として残っています。

中学生の頃になると合唱の定番となっており、合唱際で良く歌われていました。
あれから30年。未だに合唱の定番として歌われているとは知りませんでした。

考えてみれば、4歳年下のカミさんも学生時代に歌っていたというので、
既に定番となっていたのでしょうが、今の今まで歌い継がれていたのには
感動しました。

目の前の子供たちは見知らぬ子達ですが、私の頭の中は暫し30年前の中学生時代に
戻り、友達の顔が次々と浮かんでくるのでした。

思わぬところで、昔の思い出に浸ってしまいました。


3月14日 積翠寺温泉

週末を利用して甲府にある積翠寺温泉に行ってきました。

土曜の午後にカミさんの用事があり、16時頃出発となると、遠くには
行けません。中央高速を利用して1時間程度で行ける温泉を探しました。
富士5湖周辺、甲府周辺にすると下部温泉、石和温泉などがあります。
あまり俗化しておらず、今まで行ったことも聞いたこともない中から
積翠寺温泉を選択しました。

甲府駅から武田神社を抜け、山の中に入っていきます。宿までの最後は
クルマ一台分の幅しかない山道で、この先に宿があることを知らなければ、
心細くなるような道です。
宿には無事18時に到着です。宿は建物もきれいで、番頭さんの印象もよく、
好感がもてます。食事は独創的なものでおいしくいただきました。
山の中なのにカニ三昧とか、刺身三昧というような不自然なことはなく、
この旅館ならではの料理内容にも好感がもてます。
少し品数が足りないかと思ったものの、食べ終えたらお腹いっぱいでした。
部屋の窓からは見えませんが、廊下から見える甲府の夜景がきれいです。

温泉は無色透明、無臭です。温泉なので温まりますが、いまひとつ有り難味が
足りません。私は白濁していたり、硫黄臭がする温泉に有り難味を感じて
しまうためです。

建物がきれい、従業員の接客良し、食事もおいしく、言うことはない
のですが、温泉が今ひとつものたりなく感じました。
近場なので、また来ようと思いつつも、やっぱり温泉はお湯に特色があり、
湯量豊富なところがいいなあとあらためて感じました。

それにしても前回のいわき湯本温泉といい、今回の積翠寺温泉といい、
翌日にお腹を壊すのは食べすぎが原因でしょうか。
だいたい、旅館の食事は量が豊富です。それをもったいないとがんばって
食べるものの、内臓が追いついていかないようです。
もし、そうだとしたら寂しい話です。


3月14日 ブロワーからの異音

温泉で一泊した翌日、クルマのヒーターを入れようとブロワーのスイッチを入れた
ところ、バキバキという異音がしました。10年前の同じ時期にも似た様なことが
ありました。久々に聞く、嫌な音です。結局、この日はブロワーを使わないことで
対処しました。

走る上では問題ありませんが、雨が降ってきて、窓が曇ってきたらチョット問題です。
それより、問題なのは、「高速ヲ使ッテ、温泉ニ行クタビニコワレルノハ困ル」
とかみさんが言っていることです。前回(12月末)、温泉に行った際、エンジンが
かからなくなったことを指しているのです。あの時は、いわき温泉に行く途中でした。

放置しておけないので、翌週、BRMに持ち込みます。何でも回転翼の軸受けの
油切れだそうです。国産車は軸受けにボールベアリングを利用しているので、
このようなことは無いそうですが、この時期のドイツ車はプラスチックの軸
受けを使っているため、このようなことがおきるそうです。そういえば、
10年前も分解して注油してもらいました。
次回(10年後!?)は自分でできるようにと、子供のようにはりついて
手順を見ていましたが、分解するのは知恵の輪のようで、とても真似が
できそうもありません。

何はともあれ、注油も完了し、静かになりました。それにしても温泉に行く度に
私はお腹を壊し、クルマがおかしくなるというのは、皆、歳をとってきたのが
原因でしょうか。次回の温泉行では故障しないことを祈るばかりです。


3月14日 冬の高速

温泉からの帰りの高速は渋滞もなく快適でした。2月末の中央高速といえば
スキーに行く車で渋滞するという頭があったため、渋滞にはまったらヤダナー
と警戒していました。ところが、おりからのスキー人口の低下に加え、暖冬の
影響もあってか、スキーを積んだ車が殆ど見当たりません。

昔はよく、屋根やトランクの上に雪を積んだクルマが雪を振りまきながら
高速を走っていたものですが、昔話になったようです。
スキー場でリフト待ちで30分なんていうのも今は昔の話のようです。


1月6日 ベートーベン交響曲第7番

昨年のことになりますが、フジテレビで放映していたドラマ「のだめカンタービレ」を
ご存知ですか。21時放映のため、帰宅が遅い私は見ることができないのですが、
音楽好きのカミさんが録画しておいて見ることを強要したため、見るハメになりました。
きっかけはカミさんの強要にあるのですが、見たところ面白さにはまってしまい、
私も毎週楽しみに見るようになりました。

「のだめを見るとクラシックを聞きたくなる」とカミサンが言うように、私もドラマで
かかっているベートーベンの交響曲をどうしても聞きたくなり、レコードを買って
しまいました。新聞記事にクラシック業界でCDの売上が増えたり、
コンサートチケットが完売するなど、のだめ効果が出ているとありましたが、私もまさに
その効果によりレコードを買った口です。もっとも私の場合、CDではなくLPを買った
ところが味噌であります。カール・ベーム指揮のウィーンフィルハーモニー版です。
探しておいてこういうのも何ですが、よくもまあ、こんなLPを置いておくなあと感心
しました。三鷹のパレード(レコード屋)は偉い!

ベートーベーンの交響曲第7番はクラシック通の方が好むそうで、5番、6番、9番しか
聞いたことがなかった私には新鮮でした。44歳にして、新しい曲を知ることができたと
いうのは嬉しい限りです。

また、カミさんがオーディオ装置の威力を再認識したのも収穫です。ウチには、
台所で聞くことができるナカミチ製のCDプレーヤーと、3年前に購入した本格的な
オーディオ装置の2つあります。交響曲みたいに幾重にも音が重なった曲は
オーディオ装置である一定以上のボリュームで鳴らさないと音の厚みが感じられない
ことをカミさんが体感したことで、オーディオ装置の評価があがりました。

これを機会にスピーカースタンド購入のお許しが出たりすると、のだめ効果がさらに
上がって日本経済にとっていいと思うんですけどね。(大袈裟)
1月3日 いわき湯本

福島県いわき市まで久々に1泊2日で温泉旅行に行ってきました。いわき湯本にしたのは
前からあんこうを食べたいと思っていたことと、いわきを舞台にした映画(フラガール)を
見たためです。おまけに温泉とくれば腰の重いカミさんも文句ありません。
しかしながら、映画の舞台となったスパリゾートハワイアンズには泊まりませんでした。
スパリゾートは食事がバイキング形式となっており、あんこうや新鮮な魚介類を選択
できず、おいしい魚介類を堪能することができないことが分ったためです。

食事は期待通りのものでした。鍋はあんこうとどんこ(エゾアイナメ)の選択ができるので
迷いましたが、どんこは食べたことがあることと、当初の目的があんこうのため、今回は
あんこうを選択しました。味噌味のあんこう鍋はおいしく、以前近所のスーパーで買って
試したものとは大違いです。しかし、あんこうに加えてカニも追加したのは欲張りすぎでした。
量が多すぎて、最後には食べるのが辛くなったほどです。ぜいたくな悩みですが、何事も
ほどほどが肝腎ということです。

温泉は単純な硫黄泉ですが、家からクルマで1〜2時間でいける範囲の温泉では味わう
ことができない本物の温泉です。

途中でクルマが故障しかかるハプニングはありましたが、いわき湯本の温泉旅行は
記憶に残る家族旅行となりました。