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日々雑感(2016年)


12 月 1 日 八幡浜 港祭り
こちらは、先日行われた八幡浜 港祭りの目玉として来港した帆船「みらいへ」です。何かのついでに立ち寄ったのかと思いきや、
このイベントのために呼んだそうです。もともとは大阪市の所有だったのですが、橋本市長の市政改革の一環として民間に渡りました。
それ以降、青少年や企業の研修などに使われています。



帆船というと、マストに登って帆を広げるイメージがあります。研修とはいえ、あんな高い所にみんな登れるのかなあと思ってみていたら、
甲板の上でロープをひくと帆がはれるしくみになっていました。なるほどね。やっぱり帆をはるとかっちょいいです。



こちらはもう一つの目玉である、アクロバット飛行です。待っていたら、セスナ機が飛んできて旋回したり、低空飛行したりしています。
何か嫌な予感が…。オイオイ、アレデオワリジャナイダロウナ。

そうこうするうちに、ブルーとイエローに塗られた機体がさっそうと登場し、スモークを吐きながら帆船の間近を飛んでいきます。待ってました!





港の上を 20 分も飛んだでしょうか。ひととおりのアクロバット演技を終え、機は東へと去っていきました。

聞けば、岡山から飛来したとのこと。岡山から愛媛まで飛んできて、アクロバットをして帰還するなんて、昔の戦闘機乗りみたいです。
爆撃機の護衛で何時間も飛んでから敵地上空で空中戦を行うなんてね。

アクロバット飛行は過去に何度か見たことがありますけど、今回のようなロケーションでは初めてです。エンジン音が山にこだまして
聞こえるのが印象的でした。あの音をもう一度聞きたいな。

12 月 1 日 石鎚山

学生時代の先輩が山口への出張帰りに寄ってくださいました。石鎚山に登るというので、お伴してきましたよ。ちなみにこの先輩、
連休前に出張し、連休突入後は山口から四国に渡って、前日は剣山に登っています。2 つ年上ですけどタフですねー。

松山のホテルまでお迎えに行き、8 時 30 分に土小屋に到着です。これ以上ないというほどの快晴です。11 月 5 日というと、寒いのでは
ないかと思ったものの杞憂でした。さすがに上り始めた直後は霜が降りてましたけど、シャツ 1 枚ですみました。

昨年は今にも雨が降りそうな 8 月に登ったので景色を楽しめませんでした。改めて登ってみると、土小屋コースは見晴らしがよいん
ですね。途中までは右手に、瓶が森山の美しい全貌が見えます。それを超えると、岩の上に屹立する石鎚の頂上が見えてきます。



二の鎖、三の鎖は昨年登ってコツをつかんでいたので、苦労せずに登ることができました。緊張するのは相変わらずですけどね。
岩に氷がついていて足が滑ることもありましたよ。




石鎚山は西日本最高峰と言われていますけど、1982メートルの地点は、山頂から細い尾根伝いの先にある天狗岳なんです。前回は
天気が悪いことを言い訳にしていきませんでした。でも、今回はお客さんを連れてきてることもあり、行かざるをえません。



この尾根、道が狭いのに加え、片側は切り立った崖の上をとおるので恐いったらありゃしません。危ない箇所はミエを捨てて這って行き、
無事に到着です。



今回、分かったのは、石鎚山は秋に登る方が快適だということです。また、山頂から見えた近隣の山(瓶が森、二の森、堂が森)も美しく、
来年は登ってみたいなあ。

12 月 1 日 イノシシと並走
私の住んでいる南予地方にはイノシシが沢山います。いるだけなら良いのですが、人間とのトラブルは厄介です。昨年はお年寄りが
噛まれて亡くなっていました。幸い、これまでは遭遇することがなかったのですが、とうとう遭遇しましたよ。

まず、バイクで山の中を散歩していたところ、斜面を駆け上がっていくウリ坊を発見しました。子供がいるってことは母親も近くにいるはず。
止まりたいのをこらえて、その場を一目散に離れました。



次は、家族 3 人で佐田半島に風車を見に行ったときのことです。陽もくれてきたので、さあ帰ろうと道路を走っていたところ、路端のやぶの
中からいのししが飛び出してきました。向こうも驚いたのでしょう。20 メートルくらい車と並走してます。

バイクにぶつかられたら転倒しちゃうかもしれませんし、山登りの最中だったら逃げ切れる自信がありません。鹿は逃げてくれるからいいけど、
イノシシは向かってくるから嫌だなあ。

12 月 1 日 篠山
山本牧場に行ったときから気になっていた篠山に登ってきました。決してなめていたわけじゃないんですけど、思っていたよりも大変でした。



山頂直下まで車で行けば、そこから 40 分ほどで山頂まで行けるそうです。でもね、やっぱり歩かなきゃ。鬱蒼とした広葉樹林の中を
ひたすら登ります。広葉樹も密生してると、山中が暗くなることにきづきました。平らな箇所がまったくなく、1 時間近くひたすら登ります。
足もとが悪いので膝に負担がかかるのが心配です。南予の山の例にもれず、このコースも荒れていました。でも、コースに赤いテープが
ついているので、迷う箇所はあまりありません。

ようやく、千石尾根との合流地点にさしかかりました。



このあたり、いのししが掘り返した跡がすごくておっかなびっくりです。

少しいくと、開けてきたと思ったら山頂に到着です。山頂の見晴らしはよく、遠くは高知沖の太平洋が見えました。そういや、山頂の石碑は
土佐と伊予の国境であることを示していました。




上りもきつけりゃ下りも難問です。落ち葉で滑りやすいのに加え、今回はハイキング・シューズできたせいか、足もとが決まらないのです。
結局、枯れ枝を踏み抜いて転倒したり、木の枝に足を滑らせた際に手をすりむいたりしたあげく、久しぶりに膝が痛くなってしまい散々でした。

下山しても、達成感ではなく敗北感がいっぱいです。リベンジした方がいいのかなあ。

10 月 26 日 下灘
NHK の「ドキュメント 72 時間」が好きでよく見ています。先日は、愛媛県の瀬戸内海沿いを走る予讃線の下灘駅が舞台になっていました。



何でも、眼前にこれだけ海が広がる駅は全国的に珍しいらしく、それに多くの方がひきつけられて来るようなのです。
見ていて少しだけ違和感を感じました。なぜなら、皆さんがピンポイントでここだけに集まるからです。この海岸線、道路も線路も
海沿いを走っているため、どこからでも海が見えます。鉄道で来るなら分かりますけど、車の方もいます。車だったら、駅にこだわらなくて
いいじゃない、なんて思ったりします。おそらく、この場所が聖地化しているので、「下灘駅」にくることが大事なのでしょう。「下灘ナウ」
なんてね。

鉄道の場合、予讃線で松山からくると、高野川から伊予長浜までの間はずっと海が見えます。車の場合、国道 378 号で伊予長浜を
超えて、さらに八幡浜市との境あたりまで海沿いを走ることができます。下灘駅までお越しの際は、駅だけでなく、その先も楽しんで
いただければと思います。

10 月 26 日 ミカン・シーズン到来
全国に先駆けて、八幡浜ではミカン・シーズン到来です。

ミカンは、極早生(ごくわせ)、早生(わせ)、温州ミカンの順に旬がきます。一般的に言われているミカンは温州ミカンです。極早生、
早生も、見た目は温州ミカンと変わりません。でも品種が違うんだなあ。かくいう私も見分けがつきませんが。



朝の散歩で知り合ったミカン農家のおじいさんから、出荷作業をすると伺ったので、少しだけ手伝いに行ってきました。せっかく、
ミカンの産地に住んでるんだから、なにごとも体験です。

ミカンの収穫から出荷までの手順は、およそ以下のとおりです。
1. 山でミカンを収穫する。
2. 収穫したミカンを、一旦、自分の倉庫に運ぶ。
3. 組合で決められた大きさに選別する。
  この段階で、動物に食べられたもの、きずもの、腐ったものを選別します。
4. 組合の集荷場(もしくは、地元の市場)に出荷する。

収穫してから、だいたい 5 日前後で東京や大阪の市場に出回ります。

次の写真は選別する際の機械です。奥の入れ物にミカンを入れるとベルト・コンベアで手前にむかって運ばれます。丸い穴のあいた
ローラーを通ると、穴よりも小さいミカンは下に落ちるという仕組み。これにより、規格にあったミカンのみが手前へと進み、きずものは
目視で選別されるわけです。



ミカンの出荷はひたすら肉体労働です。画面に写っている容器(コンテナ)は重さが約 20kg。これを人力で運ぶのですから、サラリーマン
あがりのオヤジには厳しいものがありました。

でもね、「歳だから〜できない」とか、「体がつらい」とは言えないんです。だって、82 歳のおじいさんが 20kg のコンテナをバンバン
持ち上げてるんですから。

自分の体が心配です。

10 月 26 日 ジャム作り
ミカンを沢山いただきました。知り合いが出荷作業をするというのでお手伝いをしたためです。おかげ様で、10 月なのにミカンがはやくも
だぶつき気味です。12 月ならいざ知らず、この陽気では腐ってしまうので、ジャムづくりにチャレンジしましたよ。

ボール一杯のミカン(900g)から 250g のビン 3 本分のジャムができました。パンに塗ってみると、少し砂糖の甘さが勝っているものの、
文句のないジャムです。基本的な作り方は分かったので、これからは様々なバリエーションを試してみようかな。



10 月 26 日 秋祭り
八幡浜では 10/18、19 が秋祭りと決まっています。土日に合わせて前後するようなことはありません。ウチの子の中学校では 19 日が
休みになり、中学生たちが牛鬼巡行をしました。牛鬼というのは、このあたりに伝わる架空の動物のことです。



牛鬼は愛媛固有のものではなく、主に西日本各地に残っています。面白いのは、その形状が地域によって異なることです。ゲゲゲの鬼太郎
にも登場しており、江戸時代の「百怪図鑑」を基にしたと思われるようなものもあれば、愛媛県内でみられる以下のようなようなものもあります。



お祭りを通じて地域独特の文化が次の世代に継承されていくことがよくわかりました。都会育ちの私には経験がないことなので、
うらやましい限りです。


10 月 2 日 今治遠征
子供のクラブの遠征で今治に行ってきました。昼間の暇つぶしの様子です。

当初は、この山に登る計画。でも、登山口まで時間がかかりすぎたので断念。



途中の川原で芋たき会場を発見。愛媛では芋たきが盛ん。春の花見と同様、外で飲食するのが楽しいらしい。行きたいけど、愛媛では
一緒に行く友達が…。



今治港で行きかう船を見て時間つぶし。たそがれている中年オヤジに見えるだろうなあ。



どうです、この閑散ぶり。土曜日の昼さがりですよ。



川をまたいで隣家とつないじゃってます。いいね、この大胆さ。



飲み屋の前にあった花輪。アメリカ大使館に近い六本木あたりだったら問題になりそう。今治じゃセーフ?



端正なたたずまいのランドナー。ロードレーサーはいくらでも見るけど、昔ながらのお作法にのっとったランドナーは珍しいのでつい 1 枚。


こうやって、16 時まで時間をつぶしていましたとさ。


8 月 25 日 「天使は瞳を閉じて」

「天使は瞳を閉じて」を新居浜市のあかがねミュージアムで見てきました。1 時間前に会場に到着したら、続々と車が入ってきます。
さすが、鴻上尚史の出身地は違うゼ、なんて感心していると、同じ場所で「画業20周年 片岡鶴太郎展」を開催していたのでした。
(1階中央のあたりが「片岡鶴太郎展」の案内)


それはさておき、演劇です。今回は放射能汚染地域の話らしいと事前に知りました。でも、その後に展開したストーリーは、事前に予想した
ものとは異なっていました。帰ってきてから、これは第三劇場時代の有名な演目で、その再演であることを知りました。

冒頭のプロジェクション・マッピングで投影される「除染」だの「立ち入り制限区域」などの言葉は、2011 年の原発事故のことを多少反映
しているものと思われます。でも、基本は、2011 年以前に作った台本に沿っています。なので、昨年の「ホーボーズ・ソング」よりも、
時代性、メッセージ性が薄いように感じました。「ホーボーズ・ソング」は、時代の流れに対して感じたことを鴻上さんが演劇という言葉で
表現したものです。初めて見たということもあり、演劇の時代への即応性に大変驚きました。その感動と比較してしまうと、今回の作品は
少しインパクトが薄いように感じました。それでも、音とその場の緊張感やらで感情はしっかりと揺さぶられました。

役者さんについては、昨年と同じ方もいれば、初めての方もいます。偉そうですが全員についてコメントしてみたいと思います
(名前の後に○がついているのは昨年に引き続き出演している方)。

上遠野 太洸
何でこんなイケメンがこんな小劇場にというのが最初の感想です。この方、「仮面ライダー・ドライブ」や「伝七捕物帖」にも出演している方
でした。どういう理由で「虚構の劇団」に参加したのか経緯はまったく分かりませんけれども、容姿にめぐまれた方が鴻上尚史の劇団で
努力をしているのは空恐ろしい気がします。劇中では、そんなことは微塵も感じさせず、発声もセリフ回しも他の劇団員にそん色
ありませんでした。

鉢嶺 杏奈
この方もお綺麗な方で、どういう経緯で出演しているのか不明です。上遠野太洸さんの相手役で、二人揃うと美男美女です。今回は少し
悲しい役だったので、今度はもっと楽しい役を期待します。

伊藤 公一
この方は客演です、鴻上尚史の方から声をかけたようなことを終了後の説明の際に言ってました。残念ながら、劇の最初の方にセリフを
噛んでしまい、その後、暫くは噛むんじゃないかと心配してしまいました。噛んでしまうと、登場人物が発言しているのではなく、出演者が
台本に基づき発声していることが明らかになってしまいますからね。演劇の怖さを感じました。

佃井 皆美 ○
この方は安定しています。今回の役はあまり幸せな役ではなかったので、幸せな役も見たいものです。劇中で、三上陽永さんに
担がれてグルグル回されるシーンがありました。アドリブでいつもよりも多く回されたようで、降ろされた後で足がふら付いても、
ちゃんと劇を続けたのはさすがでした。

小沢 道成 ○
昨年の役は思い出せませんが、今回は重要な役でした。そつなくこなしており、安定感があります。

杉浦 一輝 ○
今回は強烈なお馬鹿キャラクターでした。昨年の役は思い出せなくても、今回の役は忘れられそうもありません。あの突き抜けた
キャラクター、好きだなあ。「レッツ・ショー・ターイム」が、今でも頭の中にひびいています。

三上 陽永 ○
昨年に引き続き、重要な役を演じています。見ていて安心感があります。クラッカーを会場に配った後の客さばきにも余裕を感じました。

渡辺 芳博 ○
この方も昨年に引き続きの出演です。安心感を超えて、どんな役でもなんでもできそうな印象があります。最年長なので、
「虚構の劇団」にまだいてもよいのか、田舎の両親のような心配をしてしまいます。「虚構の劇団」に出れなくなるくらいブレークして
欲しいものの、いなくなったら寂しいでしょう。

森田 ひかり ○
昨年は少し危うさを感じ、出演シーンもそれなりでした。でも、今年は安定しており、重要な役を演じ切っています。確実に成長していると
感じました。どういうわけか、ひたすら明るいキャラクターを演じています。ご本人がどう思っているか分かりませんけど、大柄な森田さんの、
周囲を明るくするあの雰囲気は好きだなあ。

木村 美月 ○
昨年はその他大勢という出方でしたが、今回は役付きです。まだ、キャラクターが確立していないものの、森田 ひかりさんが 1 年間で
変わったことを見ると、この方も発展途上なのでしょう。どのように化けるか楽しみです。

今回は、劇団員の小野川 晶さんが出演していませんでした。どういう事情か分からないものの、いささか不安です。鴻上ワールドに
ついていけなくなっちゃったのではなければいいんですが。

8 月 25 日 「虚構の劇団」第12回公演「天使は瞳を閉じて」
昨年に引き続き、「虚構の劇団」の第12回公演「天使は瞳を閉じて」を見てきました。

「虚構の劇団」とは、鴻上尚史が若手の俳優と一緒にやっている劇団です。鴻上尚史って誰?と思う方には、NHK BS の Cool Japan で
司会をしているおじさん、もしくはタモリ・クラブのエッチな会になると登場するおじさんとでも説明しておきましょう。

「虚構の劇団」を見るようになったのは、昨年 9 月の内子座が最初です。100 年近く前に建てられた内子座で演劇を見たいと思っていた
ところに、鴻上尚史の劇団がくるというので見に行きました。もともと、鴻上尚史のエッセイは好きで読んでいたのに、この劇団のことは
まったく知りませんでした。

ところが、演劇を見に行って、鴻上尚史の本業は演出家で、演劇が好きでしょうがないということに、今さらながら気づきました。それで、
「虚構の劇団」に興味が湧いたというわけです。昔から演劇ファンだったわけではないので、難しいことは分かりません。でも、演劇の魅力が
演者と観客の一体感にあることは分かりました。

映画館で映画を見たり、競技場でラグビーを見たりするのが好きなのは、会場の持つ雰囲気、空気感、一体感が好きだからです。
観客のすべての関心が一つのシーン、プレーに集中し、それに合わせて息を吐いたり吸ったり、泣いたり笑ったりするような一体感が
好きなのです。映画自体はそもそも無機物なので、上映側と観客という構図にはなりません。また、スポーツの場合、観客がいなくても
成立します。ところが、演劇は観客がいないと成立しないところが大きく違います。膨大な時間をかけて稽古したセリフ回しや立ち居
振る舞いを演者が行い、観客がそれに反応するというのが大きな魅力です。

演者が膨大なエネルギーを費やして準備した演劇は、見る者にもそれなりの化学反応を起こすことが明らかです。昨年は、かみさんと
中 1 の子供と 3 人で観劇しました。中 1 には少し難しい内容ではないかと心配したのに、内容を誰よりも正確に理解しており、家に返る
車中でも、帰ってからも、先ほどみた演劇についてあのシーンはこうだとか、あれは分かりにくかったと家族で議論して、興奮が
冷めませんでした。演者のエネルギーにこちらも触発されたわけです。

それに、しにせの劇団ならいざしらず、このような若手の劇団の場合、俳優さんがどう成長していくかにも興味があります。
その昔、秩父宮競技場に毎シーズン通って学生ラグビーを見ていたころ、選手が成長していくのを見るのが楽しみでした。1 先生から
出場していた新人が、上級生になるにつれて力強いプレーをするようになったり、卒業後に社会人ラグビーで活躍する姿を見るのは
楽しみでした。「虚構の劇団」を見るのは 2 回目です。昨年も出演した方がいる一方、今回は出演していなかったり、今回から出演
した人がいるなど、各メンバーの動向を確認するのも楽しみであることに気づきました。

この楽しみを知ってしまった以上、きっと来年も見に行くでしょう。来年は、内子とは言わないけど、せめて松山くらいに来て欲しいです。
鴻上さん。

8 月 15 日 4 輪バイク
ひょんなことから 4 輪バイクの存在を知りました。4 輪バイクって?と思うでしょう。日本じゃ見かけませんが、アメリカなどでは不整地を
走るための ATV に 4 輪のものがあります。バイクのハンドルと同等のものがついていますが、ハンドルをきって曲がるところは自動車と
同じです。ところが、ヤマハが実際に試作した 4 輪バイク、ハンドルをきって曲がるのではなく車体を傾けることにより曲がります。
曲がる理屈はバイクと同じです。

字で読んでもイメージが湧かないでしょうから、こちらをごらんください。これを見ると、車輪は 4 つありますけど、確かにバイクです。

機械としては面白そうですが、興味があるかといえばノーです。どうみたって、従来のバイクよりも部品点数が多く、重量が増えるのは
間違いありません。今でも、750CC クラス以上は 200kg 以上あるのに、さらに重くなります。また、値段も上がるでしょう。ただでさえ若者
の車離れ、バイク離れが進んでいるのに、手が届かない高価格帯の製品を出してどうするのでしょう。

メーカーとして、新たなメシの種を得るために研究開発をしているのはよく分かります。研究開発を怠ると、取り残されちゃいますからね。
でも、4 輪バイクはターゲットが曖昧な気がします。ひょっとしたら、平均年齢が 50 歳を超えているオートバイ乗りが、60 代、70 代に
なっても転倒しないで乗れるように考えているのでしょうか。そうだったら、ナンカ嫌だなあ。


8 月 14 日 映画二題
題名に「海」という文字が入った邦画を立て続けに見ました。

一本目が「海よりもまだ深く」、二本目が「海すずめ」です。偶然でしょうけど、両方とも売れない小説家が主人公です。
「海よりもまだ深く」は、離婚しても妻子にみれんがあるダメ男と、団地に一人で暮らす母を中心としたストーリーです。ダメ男は小説で
受賞経験もあるという設定です。ここ、最近の風潮でいえば、ダメ男の方は将来が見えず、妻子の方は母子家庭なので、両者ともに
あまり明るい未来を期待できません。しかし、それを感じさせないようなタッチでたんたんと描いており、樹木希林、阿部寛といった俳優の
味がブレンドされて飽きずに見ることができました。

是枝裕和監督は団地で育ったため、かねてより団地を舞台としたストーリーを暖めていましたが、今回ようやく実現にいたりました。なかなか
ロケ地の許可が下りず、ご自身が育った清瀬団地で最終的に撮影を行ったそうです。東久留米の滝山団地でしたら高校の同級生が
住んでいたのでなじみがありますけれど、清瀬団地は存在を知りませんでした。以前、書いたように私も団地で育ったことから、
団地が舞台というだけで興味を抱きました。

住んでいた団地とは、間取りや内装が異なるので、懐かしさいっぱいとはいきません。それでも、ああ、これぞまさしく団地と感じる箇所が
随所にありました。それに、父と母が最後に暮らしていたのも国立の富士見台団地だったので、苦しかった介護の時代も少し思い出しました。

樹木希林の安定感は抜群で、いかにもいそうで、でも実際にはいないおばあさんを演じていました。阿部寛は、こいつはダメだなあと観客が
思わずにはおれないよう演じています。なにせあの長身とマスクですから、少し油断すると恰好よくなってしまいがちなのを、こまごまとした
ディテールを積み重ねてダメダメ感をかもしだしており、感心しました。

「海すずめ」は愛媛県宇和島市を舞台としたご当地映画です。都会から戻ってきた若い女性の暮らしと葛藤を描いています。こちらの女性も
新人賞の受賞経験があるという設定です。自分が行ったことのある場所が頻繁に登場しますし、宇和島出身の監督の郷土に対する愛情も
強く感じました。

でも、映画としてのできは今ひとつでした。それは、主人公に共感できないことと、展開がまどろっこしくてイライラすることが主な理由です。
主人公の不作為が原因が大ごとに発展するというストーリーなのに、主人公があまり悪びれた様子も見せないため、なかなか「がんばれ!」
という気持ちになりません。また、タイム・リミットまで間が無いのに、ノンビリしすぎたり、関係ない逸話が入ったりしてじれったくなりました。

俳優さんは、それなりの方が出演しており、演技も方言も問題ありません。方言といえば、インチキ愛媛人の私よりもちゃんとした南予弁を
話しており、感心しました。それでも、先ほどのようなことを感じるのは、脚本、もしくはカットのつなぎ方に問題があるからです。

「海よりも」はストーリーらしいストーリーもなく、淡々と日々の生活を描いています。それでも、登場人物たちはこれからどうなっちゃうんだろうと
思いつつも、2 時間の間、しっかりと画面に引き込まれます。それに対し、「海すずめ」は、あるできごとを中心に話しが展開していくので
ドラマチックです。しかし、2 時間の間、イライラしたり、ちょっとしたことが気になってしまい、引き込まれません。

2 本の映画を見て、脚本や監督の重要さをあらためて感じました。


7 月 10 日 マダニに噛まれる
マダニをご存じですか。関東にいる頃は名前すら知りませんでした。西日本に広く分布しており、噛まれると血を吸われるのは当然で、
場合によっては感染症にかかるおそれがあります。感染症が原因で死者も発生しているため、愛媛県が注意を呼びかけていました。
そんなこともあり、最近は山登りや山周辺で何か作業をする際は、暑くても長袖のシャツを着るようにしていました。

土日に家内の実家の裏山で作業をした翌日、夜、お風呂に入ろうとしたところ、すねのあたりに黒いほくろのようなものをみつけました。
こんなところにホクロはないし、ひっかいてもとれません。もしかしてと思い、家の者に見てもらうと「足がついてる」と言うじゃありませんか。

アチャー、マダニのようです。お風呂にはいって湯船につかったくらいでは離れようとしません。力づくではがすと頭だけ残ってしまうらしいので、
無理にはがすこともできません。

翌日、病院で見てもらったらやっぱりマダニでした。すぐに除去してもらいます。先生によると、3 日に一度は噛まれた患者がやってきますが、
このところ感染症は発生していないとのこと。来週以降、高熱が出たり激しい下痢にならなければセーフです。

どうせ噛まれるなら、マダニじゃなくてきれいな女性とかに噛まれたいなあ(意味不明)。

7 月 10 日 広告詐欺
家内が実家のファックスを確認していたところ、「広告掲載に基づく申込書」なるものに気づきました。新聞等に広告を載せないかとかいて
あります。

放っておいたら、後日、広告が掲載された「ヘアー・サロン・ジャーナル」と一緒に請求書が届きました。もしやと思い確認したところ、
義父が先方の言われるままに記入して返信しちゃってました。ちなみに、実家の商売は「ヘアーサロン」と全く関連がありません。
関係ないどころか義父には髪がないのです。

これ、正常な商取引を装った詐欺です。商売用の FAX があり、高齢のご両親が二人暮らしなんていう場合は狙われやすいので
ご注意ください。

7 月 10 日 長い階段
どうですこの階段。



山登りに行く途中、松野町で見かけた神社の階段です。下から見ると、頂上がはるかかなたに見えます。気になったので
帰りに寄ってみました。



登ってみたら 139 段ありました。山歩きで疲れた足にはこたえます。この辺りもおそらく高齢化が進んでいるでしょう。
近所のお年寄りが登れるのか心配です。

7 月 10 日 三本杭山
今年は精力的に山登りをしており、5 月から既に 2 つ登っています。今度は 3 つ目の三本杭山に登ってきました。

このコースは結構歩くので、慎重にコースを選択します。検討の結果、ガイドブックに載っているのと反対回りに登ることにしました。
その方が、登りはきつくても下山時に迷う可能性が低いからです。

8 時過ぎに登山を開始。鬱蒼とした暗い森の中をひたすら登ります。登りが続くことに加え、マダニ対策で長袖シャツを着ているため、
すぐに汗だくです。分かっちゃいるけど、直登は疲れます。

10 時前に手前の御祝山に到着しました。頂上なのにあたり一面に木が生い茂り、見晴らしがまったく聞きません。達成感ゼロ。
小休止して、そそくさと歩きだします。



ここを過ぎると植生が変わり、ブナとシャクナゲが増え、明るい林の中を緩やかに登ります。明るいのはよいのですが、踏み跡が分からなく
なり、何度かコースをはずれかけました。



南予の山は東予の山と比べてコースが荒れており、標識も不足気味です。誰だよこっちから登るっていったのは。俺か。
迷わないようにとこちらから登ったのに、このありさまです。上りだからいいようなものの、下りだったら迷いかねません。

しばらく歩くと展望がよい道に変わりました。きつい陽射しの中を歩きます。踏み跡がしっかりしているのは先ほどと逆ですけど、
両側から笹と樹木が迫り、人がすれ違うのもままなりません。おまけに曲りくねっていて見通しがきかないのです。
動物と出会ったらパニックになって襲われそうです。実際、何かの糞もありましたし、近くのくさむらで動物が逃げていきましたよ。

11 時に三本杭山に到着です。頂上は 360 度の見晴らしがきいて開放的です。ここに登れば、九州まで見晴らしが効くと思いました。
でも、九州はおろか、宇和海ですらかすかにしか見えないのは意外でした。



下りは滑床渓谷におります。名前から分かるとおりの渓谷で、一枚岩の上を川が流れていきます。青森の奥入瀬渓谷、山梨の西沢渓谷
にも負けない美しい渓谷です。

渓谷は観光地なので、ここまでくれば快適なコースを歩くだけと思ったら大間違い。こんな上流まで来る人は少ないらしく、コースに石が
ゴロゴロしており歩きにくいったらありゃしません。また、沢が流れる一枚岩の上を横切る箇所が何か所かあります。見た目は涼しげでも、
コケで滑りやすく細心の注意が必要です。



疲れて滝のところで休憩していたら、親子づれが川遊びにやってきました。なんと、遠くは岡山からやってきたとのこと。私もウチの子と
このように遊んでみたかったけど、もう一緒にはきてくれないでしょう。



さすがに今回は長時間歩いたので疲れました。無事に帰れて何よりです。

6 月 5 日 ホタル

クルマのエンジンを切ると、あたり一面真っ暗で自分の手も見えません。上を見上げると沢山の星。聞こえるのは沢を流れる水の音だけ。
そんな中、川の下流の木全体ですべてのホタルがシンクロして光っては消えてを繰り返しています。上流に目を向けると、こちらは
ホタルが勝手に点滅しながら群舞しています。流れ星と思ったのは、高いところを飛んでいるホタルでした。

車のライトを消した瞬間見た光景に家族 3 人で思わず声をあげてしまいました。場所はうちから 1 時間ほどの山の中です。

ことの発端は、2 カ月前に八幡浜の諏訪崎で出会った方に話を聞いたことです。そのご夫婦は宇和島の方から来ており、お住まいの町
にはホタルが群舞する場所があるといいます。私の家の前でもホタルが見られると言うと、規模が違うとのこと。
「ただのホタルでしょっていうから連れていったらその人がビックリしちゃって」と奥様が楽しそうに説明します。
一体、どんな光景なんでしょう。

ずっと気になっていたので、子供の都合のよい日をみはからって行くことにしました。およその場所を聞いていたので、山道を入っていきます。
走っていくと、道路にいる山うさぎや鹿が照らし出されます。どれくらい山深いか分かりますね。

目安の場所から数分ということでしたが、数分を超えてもちっともホタルが見えません。車内には諦め感が漂います。さすがに事前の
調査不足だったかなあと思いつつ、撤収しようとUターンしたところ、上がってくるクルマとすれ違いました。先ほども山の方から下りてくる
車とすれ違いましたよ。やっぱり、この先に何かあるようです。

再度、山奥に向かって走ること数分。車が止まっていたので、停車してライトを消して見たのが冒頭の光景です。

「美しい」、「感動的」、「引き返さなくてよかった」。どんな言葉で表現してよいのか分かりません。家族 3 人でこんな光景を見ることが
できて幸せです。

追記)
場所はあえてぼかして書きました。というのは、伊予市中山町のホタルの名所で一晩のうちにホタルが大量に持ち去られたという記事を
読んだためです。

6 月 5 日 クラシック・カー・フェスティバル
西予市野村町にあるホワイト・ファームで行われたクラシック・カー・フェスティバルを見てきました。

駐車場が会場になっているかと思ったら、そうではなくてホワイト・ファームの敷地の中が会場となっており、所狭しと並べてありました。
規模は予想よりも大きく、車種も多様です。若干、国産車の比率が高いかもしれません。



私の好きな BMW は E30 が 1 台でした。E30 は都会でもなかなか見かけなくなっていたので久しぶりです。古いスラント・ノーズの
BMW をモダンな雰囲気で仕上げたデザインはいつ見ても古臭さを感じさせません。一時期、オフミに行くと沢山いたんですけどね。

このようなフェスティバルは会場だけでなく駐車場を見るのも楽しみです。やっぱり、好き者がいましたよ。なぜか、この地はスカイラインが
お好きな方が多いようです。先日も別の場所で何回か見かけました。スカイラインに強いショップがあるのかもしれません。



バイクも 80 年代のお作法で仕上げられた GS が 2 台ありました。



この日、車、バイクの中でも一番魅力的だったのはこれです。1970 年以降のバイクならたいてい分かりますが、これはそれ以前の
バイクなので分かりません。帰って調べたら、メグロ SGT のようです。イタリアやイギリスの古いバイクに通じるいでたちで
かっこいいったらありゃしません。



都会と比べると愛媛では旧車を見かけることが確かに少ないです。それでも、好き者はどこにでもいることが分かり安心しました。


5 月 29 日 速攻登山
土日になると子供は毎週のように練習試合があります。自分の学校で行うことは稀で、行き先は大洲(片道 30 分)、
宇和島(片道 45 分)、松山(片道 70 分前後)など、東と西に散在しています。当然ながら、朝送って行ったら夕方には迎えに
行かなければなりません。

大洲の場合は、朝と夕に 2 往復したほうが時間を有効に使えます。でも、松山の場合は、2 往復もすると時間ばかりでなく
高速代やガソリン代もかかるため行きっぱなしになり、夕方まで時間をつぶさなければなりません。

今回も松山遠征がありました。前日、分県登山ガイド「愛媛県の山」と地図をにらんで探したところ、手頃な山があるじゃありませんか。
松山の東側にある石墨山、1400 メートルです。これなら、日中の時間に山登りができます。

候補の山はもう 1 つありました。でも、時間を計算するとギリギリになってしまいます。万が一、15 時までに迎えに行けないと顧問の
先生をはじめ、他の子にも迷惑がかかるので、時間に余裕のある石墨山を選択しました。オッホン、大人の判断ですね。
まあ、子供の送迎にかこつけて山に登るのが大人のすることかよという気もしますが、それはさておき。

8 時 30 分に子供を降ろし、9 時 30 分に登山開始です。登りはじめてしばらくは針葉樹林帯をいくので奥多摩の山を彷彿とさせます。
でも、陽射しが入って明るいのは大きな違いです。25 分で分岐点につきます。ここから、峰までは急登です。どれくらい急かというと、
岩場でもないのにロープがあるといえば分かるでしょうか。途中で下を見下ろすと、傾斜が急なので怖いくらいです。



峰についたら、見晴しがよく爽快です。ここからは尾根づたいに山頂をめざします。上り下りを繰り返しながら、全体としては登り傾向です。
山頂には予定より早い 11 時につきました。谷をはさんで石鎚山、はるか遠くには瀬戸内海が見える、景色のよい山頂です。



でも、少し狭いのが玉にきず。残念なことに人数の多いグループが先客でいたので、のんびりできません。途中で追い越した 6 人を
待っているらしく、当分動きそうもないからです。隅っこでお昼を食べて、そそくさと帰途につきます。



下ってみると、急登の箇所以外もひたすら上ってきたことが分かります。土小屋から上った石鎚山よりも傾斜度合が強く、膝が痛まないか
心配でした。帰って調べたところ、土小屋から登った石鎚山は高低差が 500 メートルなのに対し、こちらは 600 メートルありました。
急なはずです。

12 時 30 分には下山し、14 時には目的の中学校に戻ることができました。15 時までの間は爆睡です。送迎の大人のすることかね。


5 月 29 日 今年も肱川カヌー
昨年のゴールデン・ウィーク同様、今年もカヌーに行ってきました。驚いたことに子供からリクエストされたからです。昨年が
よほど楽しかったのでしょう。

子供の通う中学では部活に参加するのが必須なため、卓球部に入りました。土日も練習や対外試合があるので、学校は休みで
あっても家でゴロゴロしたりどこかに行くのも容易ではありません。したがって、何かをする際は、クラブの予定 > 天気 > 親の都合
という優先順位で予定が決まります。

今回も、子供の練習試合の予定がなくなったので、急遽カヌー行きとなりました。場所は昨年と同じ、肱川上流のキャンプ場です。
昨年の反省から替えのパンツも用意して万全です。子供は海水パンツをはいています。どういうつもりでしょう。
まだ 2 回目とはいえ子供の覚えは早く、もうオヤジが教えることはありません。



遊んでいる場所は 2 つの川が合流しているところです。上流目指して遡行を試みるものの、流れに負けて超えられない箇所があります。
昨年もまったく同じように挑戦して撃退されたことを思い出しました。

今年はカヌーを陸にあげて運ぶことで、昨年よりも少しだけ上流に行くことができました。きっと、調子にのっていたのでしょう。
急流で危うく沈しそうになりました。急流に対して直角に進もうとする場合、艇を下流側に傾けて、上流側を浮かすようなつもりにしなければ
なりません。そうしないと艇の下に回りこもうとする水の力であっという間にバランスが崩れるためです。

子供に見られたらまずいと思ったものの、流れに乗り出そうとした際に上流側を下げてしまい艇があっという間に傾きました。コックピットにも
水が入ってきたので万事休すです。でも、どういうわけか沈せずにすみました。危ない危ない。後から子供に聞いたら、
「沈すると思った」だって。見てたんかい。



カヌーに飽きた子供は、川原で石を投げて水切りをして遊んでいます。
体は大きくなったけど、まだ子供です。

4 月 23 日 平成 28 年熊本地震
4/14 に熊本で起きた地震で八幡浜もゆれました。しかし、あまり驚きませんでした。東日本大震災の時に東京で
震度 4 の余震を嫌というほど経験したからです。それ以降、震度 4 までは特に慌てることも騒ぐこともありませんでした。
ところが、4/16 早朝の震度 5 の地震は、もうこないだろうと油断していたこともあり、少し驚きました。
それに加え、それ以降の余震の頻度と大きさが尋常ではありません。

4/16、17 に限っていうと、映しっぱなしにしていた NHK は終日、地震について報道していました。見ている間にも
緊急地震速報が頻繁に流れ、久しぶりにあの「チャリーン、チャリーン」という音を聞いて嫌な気持ちになりました。
いつまで続くんだろうという、東日本大震災直後に感じた不安と同じです。

母は熊本の出身です。「水前寺の水で生まれて育った」というのが自慢でした。認知症がひどくなってからは、「熊本に帰りたい」
と言っては家を出て行こうとして困りました。そんな母が崩落した熊本城を見たら、さぞかし悲しんだことでしょう。今は
自分の世界で平穏に暮らしているので、何が起こっているのか分からないのが救いです。90 歳近くなって故郷が
こんな目に遭うのを見せたくありません。

4 月 23 日 2002 発見
とうとう見つけましたよ、BMW 2002。以前、カミさんから八幡浜でオレンジ色のマルニを見たと報告を受けました。
でも、それ以降、見かけたことはありませ。ところが、先日、自転車で買い物に行った帰り、ふと見たらレンタルビデオ屋の
駐車場に止まってるじゃありませんか。



これを逃したらいつ会えるか分かりません。なので、自販機のジュースを飲んでるフリをしながらオーナーが戻るのを待ちます。
立派なストーカーです。

来ました、来ました。同じ年恰好の方です。早速、話しかけるものの、「この人は何だろう」感を痛いほど感じます。E21 に
乗っている頃でしたら、車を見せるだけで「好き者」であることは一目瞭然なので話が早かったんですけど、ママチャリに乗ってる
ようじゃいけません。私も逆の立場だったら警戒します、ハイ。

お急ぎのところを引き留めてしまったらしく、あまりお話しできませんでした。今度はじっくり拝見したいなあ。

4 月 23 日 しまなみ海道
土日もクラブで忙しい子供がどこか連れて行けといいます。珍しく練習がないからです。お城も行ったし、カヌーもしたし、
愛媛ならではのものでしてないものがあったっけ。必死に探してみたらありました。しまなみ海道サイクリングです。

しまなみ海道とは、愛媛県今治市から広島県尾道市まで続く自動車専用道路です。このうち、橋の部分は自転車や徒歩でも
渡れることから、9 つの島伝いに愛媛から広島までサイクリングロードも設定されています。

今治側のサイクル・ターミナルはサンライズ糸山です。ここで自転車を借りることができ、途中の島で乗り捨てることもできます。
私たちも当然、ここで借ります。春休み中の土日ということで、9 時過ぎに着いても残りの台数は僅かでした。間に合ってよかった。



まずは、来島大橋を渡るため、自転車専用のスロープを登ります。このスロープは勾配が比較的緩やかなので、3 段変速のママチャリ
でも楽に橋まで上れます。

橋に上がるとさすがに絶景です。でも、自転車に乗ると目線が高くなるので、手すりがあっても落ちそうでいささか不安です。
ここから 70 キロ走ると尾道に着きます。今日はいかんけどね。



隣の島に着いたら橋を下ります。橋の上り下りは専用路なので比較的緩やかですが、島内は一般道を走るため、勾配が急な坂もあります。
誰だよ伯方島まで行くって言ったのは。俺か。
あまり遠くまで行くと帰りが大変なので、大島で名誉ある撤退です。いつか行ってみたいぞ尾道。帰るといっても来島大橋は 4 キロもあるので、
そう簡単には対岸に着きません。



しまなみ海道をサイクリングっていうと、ズーッと橋の上を走るイメージがあります。私もそう思ってました。でも、違うことを身をもって
知りました。元気のある子供には楽しかったようです。私も元気のあるうちに尾道まで行ってみたいなあ。

4 月 23 日 亀の手
最近、亀の手にはまっています。亀の手はこちらでの呼び名で、地域によっては鷹の爪と呼ばれている甲殻類の仲間です。
下の写真のように磯の岩場にへばりついているのをはがして食べます。



近所の散歩コースは磯に降りられるようになっていて、そこで地元の方が何か採っていました。それが亀の手でした。
子供の頃はよく採って食べたといいます。



とても食べられるようには見えません。ホントかなーと、採って帰って試してみたところ、珍味です。それよりも、ダシにすると
濃厚な磯な香りがします。亀の手もそうですけど、うにやホヤなど、最初に食べた人の勇気にはつくづく感服します。
こんなものが食べられるとは思いませんからね。

それで、先日は本格的に採りに行き、勢いあまって酒好きの先輩のところにも送りつけてやりました。甲殻類が嫌いな先輩、
怒ったかなあ。

個人的には、磯で採ったものを食べられるのが楽しくてしょうがありません。しかし、家族の反応はイマイチです。子供は手を
つけようともせず、八幡浜生まれのカミさんですら初めて見たなんて言ってます。

亀の手とは異なりますが、先日は、実家の裏山に筍を掘りに行きました。煮物にしたり、筍ご飯にしたりして、おいしく
いただいています。地元の海や山で採れたものを、その日の晩にいただけるなんて幸せなことです。
ウチの人は、この良さがなんで分からないかなあ。

4 月 23 日 かけた情は水に流して、受けた恩は心に刻む
これは新聞で見つけた言葉です。こういう人になりたいと思ってはみても、ちっともそうなっていません。私の場合、「かけた情は
しっかり心に刻み、受けた恩はあっさり水に流す」です。かけた情と受けた恩を思い出してみると、前者はすぐに思いだせるのに
後者はちっとも浮かびません。受けた恩を心にきざんでいない証拠です。ご恩を受けていないはずはないのにね。

「かけた情は水に流して、受けた恩は心に刻む」、サウイフモノニワタシハナリタイ。


3月27日  愛媛に越して 1 年
愛媛もようやく春めいてきました。こちらは大洲市を流れる肱川河川敷の菜の花畑です。菜の花は梅や桜に比べ
長く咲いているのでいいですね。家の近所にも沢山咲いていますけど、これほど集まっているとボリュームに圧倒されます。



肱川をそのまま車で 20 分もくだると瀬戸内海に出ます。こちらは、肱川が海につながっている大洲市長浜の夕陽。
住んでいる八幡浜から見る夕陽は宇和海に沈むので、瀬戸内海に沈む夕日は少し違います。



愛媛に越して 1 年がたち、春夏秋冬を一通り体験しました。そこで感じるのは、良い土地だなあということです。そりゃあね、
不便なこともあれば東京にあって愛媛にないものはありますよ。テレビもラジオもチャンネルが少ないですし、自転車で行ける
音楽ホールや美術館もありません。それでも、住むには良いところです。

普段の生活の質は東京よりも上じゃないでしょうか。


3月27日 サクラサク
「サクラサク」といえば受験です。「サクラチル」というのもあります。そういえば、「冬の日本海、波高し渡りきれず」という
不合格電報をもらったことがありましたっけ。悲しい思い出です。



愛媛の県立高校でも合格発表がありました。こちらの県立高校の受験では、事前に先生と生徒が十分に相談して
願書を出すので受験倍率は 1 倍前後です。競争率が 1 倍なんてまるで入札の談合じゃないですか。でも、中学校の
先生が集まって協議するわけじゃないでしょうから、長年の仕組みでうまいこと 1 倍前後に収まるようになっているの
でしょう。「松山南高校は倍率が高いけん、倍率の低い松山東高校にしとけ」なんてね。

受験率が 1 倍だったら受験当日に名前さえ書ければ合格だねなんて、家でヨタ話をしていたところ、
愛媛新聞の記事が目に入りました。

「県教育委員会によると、総定員 9365 人の全日制は推薦入学確約者を含む 8684 人に「春」が訪れ、総定員 440 人の
定時制は 87 人が合格。志願倍率は全日制が 0.98 倍、定時制が 0.26 倍だった。 」

全日制の 0.98 倍は平均化した結果で、実際には 0.5 倍から 2.25 倍の高校があります。この記事からは倍率が 1 倍の
高校の場合、受験さえすれば受かるかどうかは読み取れません。

やっぱり、子供には勉強してもらわないといけないようです。


3月27日 ホンダF1
昨年 F1 に復帰したホンダは散々でしたね。そんな順調に勝つとは思えなかったけど、あれほどとは思いませんでした。



ファンが思うくらいですから、ホンダ上層部も歯噛みしながら見ていたことでしょう。シーズンオフにはその思いをはらずべく
がんばったようで、今シーズン前のバルセロナのテストでは順調に周回数を重ねてパワーユニットの安定度を
確認できたようです。昨年はほとんど走行できなかったのに比べたら雲泥の差。

そして迎えた第 1 戦、オーストラリアグランプリ。結果は、アロンソが 8 位を走行中にクラッシュしてリタイア、
バトンが 14 位でした。アロンソがクラッシュしたので、今シーズンの競争力が分かるのは次戦に持越しです。

昨年はパワーユニットに問題がありすぎたのでマクラーレンのシャーシの問題は顕在化しませんでした。パワーユニットの
耐久性が解消されたら今度はシャーシの問題が顕在化するでしょう。その時、マクラーレンが何て説明するかは見ものです。
昨年はあれほどホンダのせいにしていたんですから。

次戦の結果を早く知りたいとは思うものの問題が一つあります。それはテレビ放映がなくなったことです。一時期はフジテレビが
華々しく放映して、F1 を見なければ人にあらずなんて雰囲気でした。まあ、あれは異常とはいえ、無料放送がなくなって
しまったのは残念です。もっとも今の時代にはインターネットがありますけどね。

次戦は 4/3 のバーレーン戦。がんばれホンダ。


3月27日 LPの音、改善
一時、音質が改善したものの、また、LP を聞くとボーカルの音がぼんやりしてしまいました。これじゃあ新しい LP を
買っても楽しくありません。音がぼんやりするのには、@LP 自体の劣化、A針の劣化、Bアンプの磁場によるもの
などが考えられます。ところが、それ以外に問題があることに気づきました。アンプとスピーカーの間です。

気づいたのは、ヘッドフォンで LP を聞いた時です。普段、ステレオをヘッドフォンで聞くことはありません。でも、
何かの拍子にヘッドフォンを使ったところクリヤに聞こえるじゃありませんか。プレーヤーからアンプまではクリアに
音が伝わっているということは、アンプから先のケーブルかスピーカーに問題があることになります。

2 本のスピーカーケーブルを壁際にはわせていることと、とぐろを巻いていることが前から気になってました。もしやと思い、
スピーカーケーブルに関してネットで検索してみるとありましたよ、次のような記述が。

「左右の長さを揃えるのは常識です。セッティングによっては片チャンネルのケーブルが大きく余ってしまう場合があると
思いますが、その場合は決してトグロを巻かないようにして、素直に延ばして余りの分をゆったりとUターンさせるのが正解!
丸めてしまうとそこにコイルのような効果が発生してしまい音質に影響を与えてしまう。」

早速、片方のスピーカーケーブルだけルーティングを変えて、もう 1 本のケーブルに近づかないようにします。
当然、とぐろも巻いていません。そうしたら、ビンゴ! 音が変わりました。

車やオートバイでも性能アップのために、やれ、WAKO の添加剤だイリジウム・プラグだといじりたくなるものです。
効果絶大のような気がしますからね。でも、そんなことよりも基本的なこと、例えば、オイルの量やラジエーターの水量、
タイヤの空気圧を確認したり、チェーンをはったりなどをして、マシンが本来もっている性能を引き出す方が先であることは
分かっているつもりでした。

オーディオも同じで基本が大事ってことですね。気づくのが遅すぎです(涙)。


3 月 6 日 すちこ&真也
最近、「すちこ&真也」という芸人さんが気になっています。漫才コンビというわけではなく、吉本新喜劇の
出演者がユニットを組んで漫才番組に登場したというのが正確なのでしょう。

何で気になっているかというと、松浦真也のギターがうまいのと、ギターがネタとマッチして面白いからです。
ギターがうまそうなお笑いの人は他にもいそうです。ところが、この方は本当にギターが好きらしく、色々な
イントロやフレーズ、リズムを瞬時に繰り出してくるのです。

私もギター好きながら、聞いている分野が非常に狭いため、彼がひいているフレーズがどこから来るのか分かりません。
何となくロカビリーやブルースギターなのかなあとも思います。とにかく、膨大な音楽を聞きこみ、弾きこんでいることが
うかがえます。

松浦真也の変幻自在かつうまいギターに、すちこの鋭い突っ込みが入るのですから面白くないわけがありません。

百聞は一見にしかずなので、You Tube をご覧ください。


3 月 6 日 アーティストのエゴと客観性
最近の音楽の聴き方は、買って以来聞いていない手持ちの LP や CD を聞く→新たな発見があり、暫く聞き続ける→
他の CD を探して買うというものです。こちらでも書いた、カウボーイ・ジャンキーズもそうやって買いました。
今はアラニス・モリセットがお気に入りで、新たに CD を 2 枚買ったところです。

こうやって聞いているうちに何となく気づいたのは、最初に買った 1 枚が一番いいということです。何でだろうと考えたら、
一番ヒットしたアルバムを買ったからですね。当たり前のことですけど。

そもそも、最初の 1 枚を買ったきっかけというのは、テレビかラジオで聞いたからです。つまり、チャートの上位にいた
ということですね。大体、チャートの上位にいたり、ヒットしたりする曲の入ったアルバムというのはアルバム全体の
できがいいものです。

これは、本人の気合いが入っているとか、レコード会社の力が入っているとか理由はさまざまです。特に後者の場合、
本人だけの力だけではなく売れっ子のディレクターや編曲家が力を貸したなんていうケースもあります。

その場合、ヒットしたのは本人の能力とは関係なく、ディレクターや編曲家の力だったりします。ところが、ヒットしたもの
ですからアーティスト本人が今度は自分の能力を前面に出したいなんて言い出すのではないでしょうか。

そりゃあね、売れたら我も強くなるでしょう。また、周囲も少しはいうことを聞くようになるでしょう。でもね、こうやって
できたアルバムって、やっぱりアーティストのエゴが前面に出過ぎるせいか聞いていてあまり楽しくありません。


例えば、アラニス・モリセット。1990 年代後半に「Jagged Little Pill」というアルバムに入っていた曲がヒットしていたので
買いました。この曲以外にもこのアルバムにはいい曲が沢山入っているので最近のお気に入りです。

これがこんなにいいんだから、他のもいいのではないかと思って 2 枚買ったのが運のつき。1 枚は精神世界に興味が
移ってしまったのか、お経のような曲が多く、もう 1 回聞こうという気になりません。もう 1 枚はまだましとはいえ、
最初に買った 1 枚にはおよびません。

もう一つの例はノラ・ジョーンズです。この方、アンニュイな印象の歌とピアノが特徴的な「Come Away with me」が
大ヒットしたシンデレラガールです。印象としてはニュー・ヨークの歌姫です。

でもね、その後、カントリー方向の曲を出したりドリー・パートンと共演したりして、「Come Away with me」とは印象が
大きく変わってしまいました。バックグランドを読むと、テキサス育ちでお母さんの持っていたカントリーの LP を聞いて
育ったといいますから、本人からするとカントリーを歌っている自分の方がより自然なんだろうと思います。

まあ、結局のところ、私のような凡人はヒット曲を聞いた方が無難ということです。

3 月 6 日 2029 年
少し前にテレビで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を立て続けに放映してました。何でも、第二作目の設定が
2015 年だからというのがその理由のようです。

先日、家で「ターミネーター」を見ていたところ、ターミネーターがやってくる未来というのは 2029 年であることが
わかりました。初めて見た当時は数十年以上も先なので想像しようとも思いませんでした。けれども、
13 年後というと想像可能な範囲です。

映画の中の 2029 年の世界は、ロボットが暴走したあげくに核戦争が発生し、人類とロボットが戦っているという
空恐ろしいものでした。

今年は 2016 年です。幸いなことにまだ核戦争は起きてません。後、13 年のうちに核戦争が起きないことを祈る
ばかりです。ところが、最近の北朝鮮のキナ臭い動向に加えて、アメリカ大統領選のトランプ候補の躍進を見ていると
夢物語ではないように思えてきました。

というのも、先日 NHK で見たドキュメンタリーを思い出したからです。その中で、キューバ危機の際、米国空軍の
カーティス・ルメイという参謀総長がケネディ大統領にソ連への核攻撃を進言したという話があったからです。
ちょっと信じられないでしょう? ちなみに、このルメイという人は東京大空襲を指揮した人物です。

万が一トランプ候補がアメリカの大統領になり、好戦的な軍首脳部がトランプ大統領に北朝鮮や中国に対する
核攻撃のようなことを進言したら、なんて考えるだけでぞっとします。

2029 年も今と同じような世界であることを期待します。

3 月 6 日 まだ治らず
その後順調に回復しているといいたかったものの、傷口が少し開いてしまい、まだ通院しています。

退院後、6 日目に高松まで行く用事がありました。退院後は激しい運動や長距離のドライブは避けるように
言われていたので、看護士さんに相談したところ、「微妙〜」と言われました。とはいえ、高松に会いたい方が
おり、この時期を逃すと会えなくなるため強行しました。

距離は 400 キロくらいですが、車で 7 時間以上揺られたのがよくなかったのか、翌日おへそを見たら傷口の
あたりから汁が出てきていました。慌てて病院に行ったところ、人によっては体液がしばらく出る人がいるとのこと。

毎日、自分で傷口を消毒しながら様子を見ること 2 週間、経過が変わらないため、先生が傷口からピンセットで
探ったところ(イテテテ!)、手術で使った「溶ける糸」の破片が出てきました。どうやら、その糸に菌がついて
化膿したようです。

痛い思いはしたものの、見立ては正しかったらしく、その後 2 日で汁は止まり、1 週間後には傷口も塞がって完了と
なりました。退院してから約 1 カ月後のことです。

今度こそ治るといいなあ。

3 月 6 日 プレイ
1 週間ばかりしかるべき場所でプレイを受けてました。若いお姉さんに陰毛を剃られたり、浣腸されたりと
恥ずかしいことを散々されてきました。



なーんて思わせぶりに書きましたけど、単に入院しただけのことです。
恥ずかしながら鼠径ヘルニア(脱腸)のため、50 歳超で初めての手術および入院を経験しました。

気づいたのは 11 月のことです。お風呂からあがった際に下腹部が膨らんでいることに気づきました。
一時的なものかと思ったら、2 週間たっても変わらないので病院に行ったところ、鼠径ヘルニアと診断されました。

この病気、下腹部の筋肉の付けねのすきまから腸が出てきてしまうというものです。私の場合、初期なので
膨らみも小さく、痛みも何もありません。でも、大きくなってくると腸が壊死したりして問題があるとのこと。
「治すには手術するしかありません」と先生に言われ、手術することにしました。

手術は先生のおすすめにより腹腔鏡手術です。従来の方式よりも切る長さが短いので手術後が楽なんだそうです。
だが、しかーし、手術前日に分かったのですけど、腹腔鏡手術って全身麻酔なんですね。で、全身麻酔をする関係上、
人口呼吸器を喉から通すと。何とですかー。結構、大事じゃありませんか。

手術は 1 時間強で無事に終わりました。全身麻酔であっという間に眠ってしまったので、意識が戻ったのは手術後です。
その日は、左右の腕に点滴、鼻から管、下腹部に尿管が入った状態のまま ICU で一晩を過ごしました。

翌日、片方の点滴、鼻の管、尿管が外され、病室に戻ることになりました。「はい、立ってください」と看護士さんに言われ、
おそるおそる立ったところ、目はかすむし、左耳は聞こえなくなるし、顔からは汗が吹き出るしでフラフラです。建物の
端にある病室までの遠いこと。自分でも驚くほどの衰弱ぶりです。

まあ、手術翌日のこんな感じから、1 日、2 日と徐々に回復していき、術後 5 日目に退院することができました。

入院前に Web で調べたところ、鼠径ヘルニアの手術は軽微らしく、病院によっては日帰り手術をしているところもあります。
ところが私の場合、全身麻酔をしたせいか、まるまる 6 日間入院しました。

何が違うのでしょう。おそらく、部分麻酔か全身麻酔かの違いだと想像します。部分麻酔だと、全身麻酔に伴う懸念事項や
術後の確認が不要なのでしょう。私の場合、術後 1、2 日の間、気分がすぐれなかったのは全身麻酔のせいではないかと
思ってます。

それをさしひいても、寝返りをうつと内臓が動くような感覚や、お腹の傷が心配でつい前かがみになってしまうことや、
皮膚表面のヒリヒリ感などがあったことを考えると、日帰り手術というのは想像できません。

それとも、これらの症状は腹腔鏡手術固有のものだからなのでしょうか。

ちなみに、ヘルニアは体質的になりやすい人がいるらしく、片方でヘルニアになったら他方もなる可能性が高いそうです。

私も右側がヘルニアになったら、従来の手術方式で試してみたら比較できるかもしれません。でも、入院は十分に堪能したので、
もう十分です。

3 月 6 日 U2 偵察機
「ブリッジ・オブ・スパイ」という映画にはアメリカの U2 偵察機が登場します。この飛行機、2 万メートルという高高度を
飛行できる偵察機として有名です。もう退役したんじゃないのと考えていたら、数年前の横田基地の航空祭に韓国から
飛来していたことを思い出しました。

退役どころか韓国に常駐しているってことは、北朝鮮や中国を偵察しているってことなんでしょう。実際、あまり大っぴらには
なっていないようですが、中国に撃墜された事例もあるようです。

そんな話はさておき、この飛行機、高高度を飛ぶたびに極力軽くできてるんですよね。そのため、主翼についた脚は、
離陸時にとかげのしっぽのように切り離しちゃうんです。これも驚きなんですが、胴体の前と後ろに一直線に車輪が
並んでいるということは着陸時はどうするんでしょう。

そう思って探してみると、You Tube にありましたよ。何と、着陸後、速度が落ちたら翼の端を地面にこすりながら停止したり、
胴体着陸していました。

極めて機密度の高い高性能機なんでしょうけど、何だか間が抜けてます。

3 月 6 日 スパイ映画
スピルバーグ監督の「ブリッジ・オブ・スパイ」を見てきました。142 分もあるのに、話に引き込まれてしまうので時間がたつのは
あっという間です。話は冷戦時代にアメリカで捕まったソ連のスパイをアメリカの捕虜と交換する話です。監督のスピルバーグの
手腕なのか、脚本のコーエン兄弟の才能なのか、はたまた主演のトム・ハンクスの演技力なのか定かじゃありませんが、
充実したハリウッド映画をひさびさに見ました。

同じスパイものということで、先月みた 007 シリーズの「スペクター」と比べてみようかと思ったものの、やめました。比較の対象に
ならないからです。007 シリーズは安心して見られるアクション映画なので欠かさず見ています。ダニエル・クレイグが
ジェームス・ボンドを演じるようになってから人間味が増したとはいえ、ドラマとしては「ブリッジ・オブ・スパイ」の比じゃありません。

「ブリッジ」の方はたまたまスパイや、その舞台として冷戦時代が選ばれていますけど、とどのつまりヒューマン・ドラマであり、
アメリカの民主主義の健全さを称えているわけです。

主人公の弁護士は、民間人であり、3 人の子を持つ良き父、夫です。そんな弁護士がスパイの公選弁護人を務めるところまでは
ありがちな気もします。しかし、そこからの更なる展開は予想もしないものでした。

何でこの人に白羽の矢がたったのだろうと思い、この映画のモデルになった James B. Donovan という方のことを Web で検索
していたら、やっぱりただの民間人ではないようです。というのも、第二次大戦中の所属部隊はダッハウ収容所を開放した部隊で
あったり、戦後の戦犯裁判に弁護士として関わったりしたのに加え、OSS (諜報機関) にも関連していたからです。OSS は CIA の
前身の機関ですからね。そのような経歴や人脈から、あいつにやらせてみようということになったのでしょう。

「ブリッジ・オブ・スパイ」、お勧めです。

3 月 6 日 雪降り
本日は 1/24 です。西日本に大寒波が来るとの予報どおり、愛媛県八幡浜市でも朝から雪が降り続いています。



家から出なかったので気づきませんでしたけれども、海沿いの道路では車が何十台も立往生したことをニュースで知りました。

雪国の方からしたらどうってことのない雪なんですよ。でもね、こちらの方はノーマルタイヤで結構走っているので、てきめんに
滑ってしまい立往生したようです。トラックのドライバーのようなプロの方はちゃんとチェーンを巻いてるんですが、一般車の
巻き添えを食らったようで可哀そうでした。

ウチは新しくスタッドレスに履き替えたものの、雪道を走る機会はありませんでした。

3 月 6 日 一括更新
2016 年もはや 3 月。新年早々にホームページ更新用のノートパソコンが不調になったため、更新できませんでした。
遅ればせながら更新していきます。