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日々雑感(2012)


8 月 31 日 海水浴デビュー
子供も小学校4年生。昨年は山登りデビューをしたため、今年は海水浴デビューをめざします。とはいえ、家の事情で遠くの海には
行けないため、三浦半島は横須賀沖の猿島に行ってきました。横須賀から船で 10 分ほどの近さにある無人島です。



子供は初めての海ということで、前の晩から結構盛り上がっていました。そりゃそうですよね。だが、しかーし、折角の海水浴デビュー
も子供には悪い印象しか残らなかったようです。その理由は、海には波がある → 波があるから泳ぐと海水を飲んでしまう
 → 海水は非常にしょっぱい → しょっぱい水をたくさん飲まされるのはかなわない、というのが子供の言い分です。
それ以外にも、透明度が低く、海中の視界が効かないことや、底の岩や貝殻で足を切ったことも影響しているようです。



ちなみにウチの子は水泳を習っていることもあり、泳ぐこと自体は苦にしません。やっぱり、プールばかりで泳いでいたのが
よくなかったのでしょうか。

この日は、海水浴以外にも、猿島探検や、戦艦「みかさ」見学をしましたが、子供の楽しかったことは、「みかさ」、猿島探検、
海水浴の順でした。

まあ、東京湾ですから透明度を求めちゃいけないことは分かっていたものの、海水のしょっぱいことがネックになるとは夢にも思い
ませんでした。そりゃあね、海で泳げなくても実生活には支障ないけど、子供の思いでとしてはどうなんでしょう。
今日もまた背中が痛くなるくらい日焼けした上にこれでは、トホホな一日でした。

てなことを先輩にぼやいたところ、「おれも子供の頃、親父と遊ばされるの嫌だったなー」ですって。もう、父ちゃんと遊ぶの嫌?

8 月 31 日 プールで日焼け
今年は猛暑ですね。子供と自転車で市営プールに行ってきました。この陽射しの強さをみてください。



プールにいる間は気づきませんでしたが、帰ってみると体中が真っ赤になってます。何で、プールにいる間は赤くならず、帰ると
赤くなるんでしょうね。痛くて、お風呂にも入れません。若い頃から日焼けでは何度も痛い目にあっているのをデジャブのように
思い出しました。学習していない証拠です。

8 月 31 日 乾徳登山
2 年ぶりに乾徳山に登ってきました。乾徳山と言えば鹿ですが、今年も会いました。ふと立ち止まった際、林の方を見たら、こちらを
じっと見ていました。こちらもじっとしていたせいか今までよりも至近距離で見ることができました。鹿との遭遇率は 100% です。



おととしは登りに余計に時間がかかったものの、今年はほぼコース・タイムどおりでした。とはいえ、下りは、これでもかというぐらい
段差をガンガン降りるので、やっぱり膝痛になりました。

この山は、鎖場やはしごなど、危険な場所も何箇所かあり、全身と全神経を使わないと登れません。来年も登れるといいなあ。

8 月 31 日 ゴーヤ、リベンジ
昨年は、ゴーヤの種をまいたのに朝顔が育つというミラクルを演じてしまい、家族に笑われました。これに懲りて、今年はゴーヤの
育成に本格的に取り組みました。といっても、発芽しやすいように、種の片側の殻をニッパーで削り、根が出たことを確認の上、
プランターに植えただけですけどね。でも、植えてからが長かった。

今年は 5 月末になってもなかなか気温が上がらないせいか、いつまで待ってもゴーヤが発芽しません。それどころか、植えてもいない
朝顔が一つ、また一つと発芽していくじゃありませんか。そんなある日、見覚えのない芽が出ています。



きたーっ。ゴーヤです。3 つ植えた種がそれぞれ発芽しています。そのうちの一つは、見間違いようのないゴーヤの種を背負ったまま
でてきています。ここまできたら、もう大丈夫かなー。

成長後のゴーヤは、お約束で、朝顔も一緒に育ってしまい、黄色いゴーヤの花と青い朝顔が一緒に咲いています。プランターの土の
栄養分が不足していたのか、今年はゴーヤ、朝顔ともに成長の度合いが遅かったように感じます。来年は、土作りからですね。

8 月 31 日 暗黒水域
図書館で見つけ、むさぼるように読んでしまいました。いやあ、楽しかった。読書の醍醐味ですね。こんな本ばかりだと、人生
楽しいんですけどね。この本は、米軍の特殊潜航艇 NR-1 の開発およびオペレーションを扱ったノンフィクションです。

宇宙が未知のフロンティアと呼ばれるのと同様、深海開発もよくフロンティアと呼ばれます。しかし、宇宙ものに比べてビジュアルに
劣るせいか、今ひとつパッとしません。でも、これを読むと、深海も宇宙に劣らずさまざまな謎に満ちており、深海を移動できる
潜水艦の開発には多大な苦労、費用を伴ったことが分かります。

また、深海で繰り広げられた、公にならない米軍とソ連の争いがあったことや、軍事上の機密から公にされていないものの、
軍事行動中にローマ時代の船など、歴史的な発見をしていたことも面白く読みました。

米ソがお互いの潜水艦の音紋を採取するためにソナー網を敷設していることは周知の事実です。日本でも津軽海峡を通るソ連の
原潜の音紋採取のためにソナー網が敷設されていると言われています。しかし、ソナー網を探し出して破壊するなどの
妨害活動を相互に繰り広げていたとは知りませんでした。

そういえば、宇宙の話になりますが、スペース・シャトルのミッションには、公開されていない純粋な軍事ミッションもありました。
こちらも宇宙で何をしていたか興味をかきたてられます。敵国のスパイ衛星を無力化したりしていたのでしょうか。

それにしても、この本は翻訳ものなのに、自然に読めることに驚きました。原作の力もあるでしょうが、翻訳者と編集者の力量に
負うところが大きいのではないかと推測します。

ちなみに、文藝春秋社と同じ翻訳家の組み合わせで「敵対水域」という本も過去に出版されています。元はといえば、「敵対水域」の
好印象があったので、「暗黒水域」に飛びついたというわけです。「敵対水域」、「暗黒水域」の両方ともお勧めです。


6 月 4 日 久しぶりの一関

岩手の平泉町で慶事があるため、車で行ってきました。用事は夕方からです。折角、一関に行くからというので栗駒山とベイシーに
よることにしました。

栗駒山に登ったのはちょうど 10 年前の 2002 年です。出産のため、カミさんが里帰りしているのをいいことに栗駒山に登り、
下山した足でベイシーに行きました。

その後、2005 年にもベイシーに途中下車しています。一方、栗駒山の方は、2008 年の宮城・岩手内陸地震で栗駒山一帯が
崩落したため、当分近づけないと思っていました。



宮城・岩手内陸地震で崩落した橋

しかし、今回調べてみると、道路も復旧しています。山開きも 5/20 に済んでおり、栗駒山の登山口である須川高原温泉に行くのも
問題がありません。

早く到着すれば山頂まで行こうかと思ったのですが、登山口の須川高原温泉に着いたのが12 時を過ぎていたため、自重して
山頂までの 1/3 程度を歩くだけにしました。それでも、5 月末だというのに雪をいただく山や、咲いたばかりの山桜、高山植物を見る
ことができ、嬉しいといったらありませんでした。



正面が山頂。ここから 1 時間 30 分


雪渓を降りるパーティー


5 月末にようやく咲いた山桜

翌日は、これまた興味がある焼石岳近辺をドライブしてから、ベイシーに寄りました。東日本大震災ではただではすまなかったものと
想像します。しかし、そんなことを露とも感じさせず、ベイシーの店内では以前と同じようにジャズが大音量で鳴っていました。
今回は、LP 1 枚分の時間しかいることができなかったものの、7 年ぶりのベイシー、しかも震災後約 1 年のベイシーが健在で
あることが分かり、心が満たされました。



変わらぬ姿が嬉しいベイシー

また、今回、ドライブしていて、水がはられた水田に空が映りこんでいる景色に魅せられました。考えたら 5 月末に岩手に来たのは
初めてです。6 月になれば焼石岳も山開きです。梅雨入り前の岩手は訪問するのに絶好の季節であることがよく分かりました。



東北の山々もベイシーも、いつまでも変わらずにあるといいなあ。

5月9日 海を渡るバレー・ボール
先日、津波で流されたサッカー・ボールとバレー・ボールがアラスカで見つかったと報道されました。前者は陸前高田から流され、
後者は田野畑村の羅賀から流されたものです。田野畑には 30 年近くの間に何十回と行ってます。昨年 4 月に行った際の写真が
あるので載せました。





ここは田野畑村の羅賀という海沿いの集落です。小さな港があり、港の前にホテル「羅賀荘」があります。ホテルの写真から、木が
打ちつけられている箇所 (3 階) まで津波がきたことを示しています。この写真は岸壁に立って写したので、波の高さがどれほど
高かったかがよく分かります。

もう一枚は、ホテルの前から集落側を写しています。青いシートがかかった家は津波で半壊のお宅です。その下にも家がありましたが、
流されています。バレー・ボールの持ち主も、きっとこのあたりにお住まいだったのでしょう。

ボールが見つかったことよりも、ご本人が無事だったのは何よりです。

5月9日 世界中のこどもたちが
田野畑村のご縁で、平泉の方とお知り合いになりました。その方とお会いした際にいただいたCD 「世界中のこどもたちが」を毎日
聞いています。正直にいうと、最初は、何だよ子供の歌じゃんと思い、あまり気乗りせずに聞きました。ところが、今では毎日
聞くようになりました。

以前、ウチの子供の幼稚園の発表会で、他の学年の子が歌っているのを聞いて、歌詞にほろりときたことがあります。その時の
歌を作ったのは新沢としひこ・中川ひろたかのコンビでした。今回の CD もこのコンビの作詞・作曲だったことが分かりました。

それを SAXOPHOBIA というサックスだけの 4 人編成によるグループが伴奏し、一関の子供達が歌っています。録音は蔵を改装した
一関市内のスタジオで行われています。最初はサックスの音にひかれて聞いていました。聞いているうちに徐々に、メロディーと
歌詞にひかれるようになり、ついには曲全体が楽しくなって毎日聞くようになりました。

中でも「パワフルパワー」という曲の歌詞に元気づけられます。

よければ、お聞きください。

5月9日 LP 一
昨年、このホームページで手つかずになっている音楽関連を充実させようとコンテンツを書いていました。その一環として LP や CD の
一覧を無謀にも載せようと考え、コツコツと表にしていました。無謀にもというのは、大した量でもないのに載せるのかよという思いが
あったからです。

先日、「僕らのヒット・パレード」(片岡義男、小西康陽) を読み、一覧を載せなくてよかったと思いました。この本は、レコード好きの
片岡義男と小西康陽のお二人がレコードについて語っている本です。これを読むとレコードの買い方や、聞いている量が半端では
ありません。

1 万枚を超える量をお持ちのようですし、人に平気で何十枚もプレゼントしちゃうんですから。片岡義男の本を読んでいると、音楽の話が
よく登場します。私の専門外のジャンルの話が多いものの、それでも膨大な知識、音楽体験のごくわずかを取り上げている雰囲気を
濃厚に感じていました。

この本にしても、そのバックグラウンドの一旦を垣間見たに過ぎないのでしょうが、それでも十分に圧倒されました。

比べるほうが間違っているって。そりゃそうですが、私ごときが専門外のことを語ってはイケナイと思いました。でも、ナターシャー・セブン
は専門なので、是非、ホームページに載せたいと思っています。さて、いつのことやら。


2 月 11 日 新年早々ピンチ
新年早々バイクでピンチに遭いました。ピンチとはいえ、身の危険にはまったく無関係な間抜け話です。

先日、気になっていた林道に行きました。五日市から八王子に抜けている盆堀林道です。自転車乗りの先輩が教えてくださったのですが、
その林道は知らなかったので、気になっていました。

林道の入り口から、一山越えて林道の出口に着いたところ、なんとクルマ止めがあります。来るときに、工事による通行止めの看板を
見たような気がします。途中で通り抜けた工事現場のおじさんがけげんそうな顔をしていたのを思い出しました。工事車輌が
通れるように、林道入り口のクルマ止めは外していたんですね。

クルマ止めは逆 U 字型のパイプがペアで地面に刺さっており、その間に鎖がはってあります。パイプとガードレールの隙間がちょうど
バイクの幅くらい空いてます。そこに「エーイ、前進」と進んだのが運の尽き。

見事にエンジン・ガードがパイプにひっかかりました。前進はできませんし、下り道なので下がることも容易ではありません。まさに、
亀の子状態です。エンジン・ガードとウインカーがパイプに当たり、車重がこの 2 箇所にかかっています。これ以上、先に進むと
ウィンカーが折れそうなので、フロント・ブレーキを握ってバイクを止めています。

しかし、ブレーキを緩めないとバックもできません。緩めると、重力にしたがい、前に行こうとするバイク。それを逆に押し上げるのですから
たまりません。当時は軽量と言われたウチの XJ750E も 210 キロ以上あります。おまけに私も XJ に負けず劣らず軽量です。
1 メートル戻せば、何とか U ターンできるのですが、その 1 メートルを戻すのに 30 分かかり、ホント、泣きそうでした。

今年は 50 になろうかというオヤジが山の中で何やってんでしょうねー。おまけに、この日は寒かったので、カゼをひいて翌日は
寝込んでしまいました。


2 月 11 日 しびれる CM
この CM 素晴らしいですね。まずはご覧ください。

万人受けするとは思いませんが、私みたいな古いクルマ好きにはたまりません。カットも素晴らしいですが、音がさらに素晴らしい。

見ていると自然な音に聞こえてきますが、そんな簡単ではありません。昔、ツインリンクもてぎでホンダの 60 年代 F1 が実際に走る音を
聞いたことがあります。安全なサーキットで行うイベントであっても、実際にこの CM ほどの高回転で走るのは一瞬のことです。
サーキットですらそうなのですから、条件の悪いこのような町なかであれだけの音を出して走ることは、考えられません。

それを、勘所を押さえた人が編集して、あたかもマシンが全開で走行しているかのように見せてくれます。走っているのは、いわずと
知れたフェラーリの歴代の F1 マシンです。中でも、マンハッタンの町なかと、海沿いを走る 60 年代のマシン音は最高です。

素晴らしいのはフェラーリのマシンなのですが、その素晴らしさを活かして自社の宣伝をするなんてすごいアイデア。日本企業で、
このような CM を期待できるのは、レースの歴史に名を残すホンダだけです。でも、文化が違うのに加え、この不況下では無理でしょう
(そもそも、この CM の製作年も不明です)。

2 月 11 日 トップギア
おぎやはぎの愛車遍歴に続いて、面白い車番組を見つけました。それは、イギリスの BBC が製作したトップギアです。BS フジで
放送しています。

これを見ていると、愛車遍歴はこれをヒントに作られたような気がしてきました。しかし、愛車遍歴とは異なり、コメントが実に過激で、
ブラック・ユーモアに満ちています。自動車メーカーの人が見たら血圧が上がるかもしれません。

よくもまあ、あんなコメントを放送できるなあと感心します。そこはスポンサーを気にする必要がないBBC の強みなのでしょう。また、
英国空軍の飛行機とブガッテッィを競争させたりと、お金のかかり方も比較になりません。

考えたら、イギリスの自動車メーカーはロールス・ロイス、ジャガー、アストン・マーチン、ローバーなど、軒並み海外の会社に吸収されて
おり、自国の会社は残っていないんですよね。それでも、こんな番組を国営放送で放映するなんて。イギリス人の車に対する興味の
一旦を見たような気がします。