気にいってるところ


(1)デザイン
まず気にいってるのは直線を基調としたデザインです。私は横と斜め後ろから見たスタイルが好きです。最近のデザインとは線の構成が
明らかに異なっているので、パーキングで
見つけ損なうことはありません。悪いことをしてもすぐ捕まってしまいそうです。

(2)カラー
次に気にいってるのは車体の色(オパールグリーンメタリック)とそれと同色の内装です。オパールグリーンメタリックと言えば聞こえは
いいですが、鶯色のメタリックと言えば分かって頂けるでしょうか。
外装はホイールまで同色になっています。室内は内装、シートも
同じ色です。地味ですが落ち着きます。

(3)シート
次はシートです。シートは昔ながらのスプリングを使ったものです。ウレタンシートではありません。私はたまに「室内」という建築関係の
雑誌を読みますが、そこで宮本茂紀さんという椅子の専門家の方が記事を書いています。たまに車のシートにも言及しています。
それによると乗り心地は昔ながらのスプリング式が最良のようです。コストがかかるため、最近では高級車もウレタンシートに変わった
ようですが、70 年代後半までのクルマにはスプリング式が残っていました。このシートで長距離を走ってもどこかが痛くなることはありません。
私はこのシートを有難がっていますが、BRM さん(修理工場(後述))によると既にシートはへたっているとのことです。うーん、
なんということでしょう。


(4)エンジンフィーリング
次はエンジンフィーリングです。これには 2 つあります。1つは 50 K位からの加速です。50 K位からじわじわ加速していくときの感触が
心地いいのです。これは
運転している者以外には感じられないのですが、どこまでも車速が伸びていくような曰く言いがたい気持ちよさです。
BMW はここらあたりのセッティングが絶妙なのでしょう。
もう1つは 3500 回転あたりからのエンジン音です。そこあたりから音がいわゆるカムにのるような音に変わってきます。高速道路では
4000回転あたりが心地いい領域です。

(5)BMW 効果
次は他車がよけてくれる点です。性能的にはまったく大したことはないのですが、腐っても BMW 。高速道路の追い越し車線で先行する
クルマに追いつくとすんなりどいてくれます。決してギリギリまで近づいたり、パッシングをするわけではないのですが、どうやら BMW
だからという理由だけでどいてくれるようです。ありがたいことです。レンタカーで追い越し車線を走っていてもどいてくれないので気が
つきました。BMW 効果です。
もっともたまたま追いついただけなのに譲って頂いた時は「ひーん」と泣きながらも、さりげないふりを装ってぬいていきます。やはり
見栄っぱりなのでしょうか。

(6)電気部品が少ない点
次は電気部品が少ない点です。パワーウインドウなどひととおりのものは揃っていますが、ドアロック、サンルーフなどは機械式です。
古くなると電気部品はそれだけ壊れる可能性が高くなります。その点、電気部品が少ないのは美点です。おかげで故障でそれほど
ひどい目には遭っていません。E30 以降の型にお乗りの方には申し訳ありませんが、皆さんのホームページを見ていると電気部品の
細かいトラブルが目につきます。
E21 には無縁です。

(7)全般
最後は全般ですが、いいクルマにのっているという実感です。これは先に述べた色、シートの話もそうですが、ドアの開け閉め、
各スイッチの節度など、色々なものの積み重ね、何気ないところで感じられます。おかげで心が豊かになった様に感じられます。
追い抜かれても気になりません(ホントは抜きかえせないだけ)。